2010-01-01から1年間の記事一覧
作者:百田尚樹|講談社文庫 「永遠の0」でブレイクした作家の短編集。 「魔法の万年筆」は会社をリストラされた女性にクリスマスに起きた奇跡。 「猫」は派遣社員の女性が、憧れの社長に近付く話で、1話目に似ている。 「ケーキ」はガンで死にかけの女性が…
近くのスーパーで、生ヒジキを買った。 ボウルに入れて、水に浸し、塩抜き。 その間に、ニンジンを細切りにする。 ヒジキ2、ニンジン1くらいの比率。 鍋にごま油を熱し、ヒジキと人参を投入。 味付けは醤油、日本酒、白だし、みりん、砂糖。 少し薄味にし…
日頃から適当な発言をする馬鹿が、大事な場所で大見栄を切った。 こんな奴が責任のある立場ことを呪いたくなった。 全ては自分のいないところでのこと。 誰がそれをやるのかと言えば、すべての状況が自分を指している。 周りからも嫌われているし、大口をた…
作者:雫井脩介|幻冬舎文庫 佐原夏輝は刑事になり、最初の現場でコンビを組んだのは、実の父親の島村明村だった。 明村は夏輝の少年時代に母と離婚した後、会うことはなかった。 明村はジェントルというニックネームをつけられており、ダンディなスタイルだ…
作者:羽田圭介|河出文庫 八王子に住む高校生の本田は、自宅の物置にロードレースの自転車を見つける。 夏の終わりだった。八王子の自宅から四谷にある高校まで通学で向かう。 陸上部の朝連に出ていたが、そのまま、自転車に乗り、北に向かう。 埼玉県に入…
人前で話す機会は結構あるのだが、プレゼンは苦手だ。 今日は、役員や取締役など目上の人が一堂に会したシーンでのプレゼン。 久々に緊張した。部下に押し付けようかとも思ったが、それは格好悪い。 こういうとき、最初の1分間は緊張するものだと割り切るこ…
作者:五十嵐貴久|PHP文芸文庫 坂本龍馬と土方歳三がコンビを組み、将軍暗殺事件の謎を追う話。 大政奉還が目前に迫った京で、将軍慶喜が何者かに狙撃される。 犯人は薩摩か長州か、はたまた会津か桑名か? 老中は犯人探しのために坂本龍馬と土方歳三に捜査…
赤坂の御用地から、赤坂に歩くが、警官がうようよ。 横浜でAPECをやっているからだろうな。東京は黄砂の影響で薄曇り。 寒くも無ければ暑くもなく、歩くのにはいい。 赤坂から六本木に向かうと、歩いている集団に出くわした。 ウォーキングラリーみたいなこ…
作者:曽根圭介|角川ホラー文庫 3つの作品が収められた中編集。いずれも面白い。 「熱帯夜」は訪れた友人の別荘で、凶悪なヤクザに監禁される話。 友人の藤堂は主人公と妻を残し、金策に出かけるが、タイムリミットを設定される。 同時に起きる、猟奇殺人と…
大阪で働いていたときの先輩たちと飲んだ。 自分は東京で8年を過ごし、大阪の人たちと疎遠になっていた。 あのころ、自分を東京に無責任に放り出した人たちにはもう会いたくないと思っていた。 でも、時間が経ち、今となったら不思議と会う前からわだかまり…
作者:沼田まほかる|双葉文庫 高齢の中年夫婦がようやく、子供を授かるが、流産してしまう。 その直後、家の近くに小猫が捨てられていた。 妻は猫を家に置きたくなかったが、夫は猫を飼ってもいいと思う。 妻の意見を尊重し、少し離れたところに捨てに行く…
作者:米澤穂信|文春文庫 時給11万2千円の高額さに惹かれ、応募したアルバイトは「人文学的実験」 ここに12人の男女が集められ、窓もない途絶した建物の中で1週間を過ごすことになる。 ただ単に1週間を過ごすだけなら楽勝のアルバイトだったが、いくつかの…
作者:香納諒一|ハルキ文庫 麻生純は聾唖者で、新宿でやくざの未亡人の絹代の介護ヘルパーをしている。 いつも行く喫茶店で、不審な男を1週間続けて目撃した。 その男は、大物政治家を狙撃するが、返り討ちにあい、死亡する。 暗殺者の男は、純に「世界を救…
作者:西村賢太|角川文庫 オビに書かれている「逆恨みの青春の日々」と表紙のイラストを見て購入。 中卒の作者が、10代後半に陥った苦境と、留置所で拘束された時を描いた私小説。 底辺を這いつくばる無学の主人公には、共感を覚えない。 予想外の行動をし…
作者:山田宗樹|幻冬舎文庫 外科医の神崎の娘の玲香は、重い心臓病で苦しんでいた。 そんな折、玲香の同級生の社洋子が転落事故で脳死状態で搬入される。 救急センターの内海は洋子の容体を救おうとするが、不意の医療事故で死亡する。 神崎は洋子の心臓を…
自分は東京に転勤になったとき、最初から都心で生活をすることを条件とした。 ハナから千代田区に住もうと決め打ちしていたので、物件は限られた。 千代田区の中でも、家賃の安いところもあったが、そういうところは交通が不便だった。 駅まで近くなるにつれ…
作者:笹本稜平|幻冬舎文庫 山岳系ライターの深沢は、6年前に兄を自殺で失っていた。 その深沢の前に、死の三日前に兄と結婚していたという女性が現れる。 兄の死の際、深沢は海外で取材しており、女性の話を聞き、不信感を持つ。 兄は、断絶したはずの父親…
作者:大石直紀|小学館文庫 役所広司主演の映画のノベライズ。 1時間半ほどで読めて、映画の内容はわかった。 江戸の後期、将軍の弟で、暴君の藩主を、密命により暗殺しようとする話。 役所は暗殺を手伝ってくれる仲間を探し、13人のチームを結成する。 領…
作者:黒川博行|角川文庫 大阪府警今里署のマル暴担当の刑事の堀内は、相棒の伊達と共に暴力団を取り締まっている。 だが、堀内と伊達は昼間から酒を飲み、夜になるとミナミで飲み歩く生活。 刑事であることを盾に、どんな店でも5千円以上支払うことは無い…
痴ほう症がいつのまにか認知症という言葉になった。 老人が増えるから、マスコミも言葉を選ぶようになった。 団塊の世代が70歳を迎える5、6年後はさらに変質していくだろう。 この世代は、金は持っているのだから、自分の資産で治療してもらいたい。 年金も…
昨日、ドラフトがあり、目玉の早稲田の選手たちが指名後のインタビューは無かった。 早稲田側が、早慶戦に専念させるために自粛させた。 一大イベントなのに変だなと思う。 また、明日から日本シリーズが始まるが、半分は地上波で放送しない。 民放はくだら…
WEBの制作の仕事をいくつか請け負っていて、基本的には無理も聞いている。 中にはひどいところもある。 見積もりを出して、仕事を受けた後に3倍近いページ数を増やしてくる法人。 追加で見積もりを出すというと、「これ以上の金は出せない」という。 「じゃ…
事業仕分で無駄を省くのはいいことだ。 でも、映像で見るレンホウの仕切り方は好きではない。 いらないモノはどんどん切ってほしいと思うが、したり顔で問い詰めている顔が嫌いだ。 芸能人崩れが、政治家として有能だとは思えない。 そのまんま東も人気があ…
2ちゃん系のまとめサイトでこんなのがあった。 関東と関西で異なること エスカレーター うどん マクド 食パン 自分・・・でも、大阪で育ち、東京で現在8年生活を送る自分には頷けるところとそうでないところがある。 1.エスカレーターに乗るときの立ち位置 関東は…
作者:東野圭吾|実業乃日本社文庫 利用客減少に悩むスキー場に、ゲレンデに爆弾を仕掛けたと脅迫状が届いた。 スキー場の管理責任者の倉田は、警察に届けるように進言する。 だが、経営陣は様子を見ようと、脅迫者へ金を支払うことを決める。 金を受け取っ…
このレースは相性のいいレースで、馬券を取ることが多い。 でも、今回は悩んだ。ローズキングダムから流し、人気薄のボックスを買った。 昨日の中日の勝利もあり、青枠の和田は厚めに買った。 トレイルブレイザーと同じ匂いのするビートブラックも抑えた。 …
作者:新野剛志|文春文庫 大航ツーリスト本社に勤める遠藤慶太は、異動で成田空港勤務となった。 空港勤務は慶太からしてみると左遷で、1日も早く本社への復帰を望んでいた。 空港では様々なトラブルに巻き込まれる。 出国してしまうと日本に戻ってこれない…
作者:永瀬隼介|中公文庫 サラ金の経営者が焼けたビルから焼死体で見つかったが、彼の口は切り裂かれていた。 その直後、新宿歌舞伎町の風俗ビルでも放火とみられる火事が発生。 セクキャバの従業員と客、経営者も含め、数十人が死んだ。 ぼったくりバーの…
よほど、立ちションされているのだろうか?
作者:高田郁|祥伝社文庫 「みおつくし料理帖」シリーズの作者のデビュー作。 不義をはたらいた妻を三重の久居藩から江戸まで追いかけた武士がいた。 武士は江戸の西部で力尽き、一緒に連れていた娘の艶を残し、ノタレ死にする。 武士の最後を見とったのは…