作者：柴田よしき｜新潮文庫 大学を出て、実家から会社に通うOLの絵美は、母を癌で亡くし、直後に父が自殺。 絵美はOLを辞め、キャバクラに勤めるようになる。 そこで、ブランド品を買いあさるようになり、あっというまに借金地獄に陥る。 高校の同級生で、…

作者：翔田寛｜講談社文庫 太平洋戦争下のアメリカ。日系2世のミヤタケは強制収容所から脱出するため、兵士に志願する。 終戦後、占領下の日本にやってきたミヤタケは、国内に逃げ込んだ戦犯の摘発に当たる。 捜査権を日本の警察に譲ることが決まった頃、新…

90年代のネットがまだないころ、ヘビメタのリリース情報を得るのは雑誌が唯一の手段だった。 Burrn!を読んで、高得点のCDを買ってみたものの、何だかイマイチのモノが多かった。 グランジ系が流行り始めたころで、時代も悪かったのかな？ ただ、ヘビメタの専…

作者：東野圭吾｜幻冬舎文庫 近未来の日本。国民の遺伝子情報から犯人を特定するシステムが導入され、検挙率は飛躍的に上昇。 警視庁の浅間警部補は、捜査にもの足りなさを感じていた。 そんな彼に極秘の呼び出しがかかる。このシステムの開発者が殺害された…

作者：柴田哲孝｜徳間文庫 ルポライターの有賀は、世界中を放浪している。 アラスカで滞在中に、日本の出版社から取材の依頼を受ける。 沖縄で巨大な恐竜のような写真が撮影されたとのこと。 相棒のカメラマンのコリンとともに、沖縄に向かう。 撮影者の海兵…

作者：石田衣良｜新潮文庫 直木賞を受賞した「4TEEN」の続編。 東京の佃、月島に住むテツロー、ナオト、ダイ、ジュンは16歳になった。 テツローは都立の普通科に進学し、ナオトは大学までエスカレータ出来る私立に進学。 ダイは定時制、ジュンは東大に年間に…

原監督の恐喝問題、オスプレイの日本配備、大津のイジメ事件。 それぞれ、すっきりとした解決をしないまま、なし崩しになってしまいそうな気がする。 マスコミの取り上げ方も、これらの問題をスケープゴートのような扱いだなと感じる。 原監督がヤクザに金を…

作者：岡田秀文｜双葉文庫 老齢の豊臣秀吉に秀頼が生まれ、関白の秀次は微妙な立場に置かれてしまう。 秀吉の意をくむ石田三成と前田玄以は、秀次を失脚させるために、謀を巡らせる。 一方、秀次の近親である木村常陸介は、秀次を盛りたてるため、秀吉の暗殺…

家で使っているのはノートパソコンで、ハードディスクの容量は140GBほど。 手持ちのCDは1200枚ほどあり、これをパソコンに取り込んでいると、容量に余裕がなくなってきた。 動きが遅いと思って、ハードディスクの容量を確認すると、1GBを切っていた。 これは…

作者：上原善広｜文春文庫 大阪の被差別部落に生まれた作者が、日本各地の部落を訪ね歩くルポ。 雑誌の実話ナックルズでこの手の話を書いていたのは知っていた。 作者自身は同和問題に関して、過剰な保護には懐疑的な立場にある。 ただ、もう解消していいだ…

お昼過ぎに洗濯をしようとしたら、動かなくなった。 この洗濯機は神戸の震災の前から使っている。よくここまで動いてくれた。 洗濯機がないと、結構困る。新宿まで買いに行こうと思った。 その前に、ネットで調べて大体の値段を把握しておくことにした。 す…

作者：吉村昭｜文春文庫 世界で初めて飛行器を作ろうとした男の生涯を描いた物語。 二宮忠八は幕末に四国の八幡浜の裕福な商人の家に生まれた。 小さいころから才気にあふれていたが、兄二人の失態で、実家が没落する。 忠八はカラクリ凧を作り、幼いころか…

阪神は打てなさ過ぎだ。いずれ上向きになるかと思っていた。 でも、もう開幕から3カ月を過ぎているので、もう期待は出来ない。 今のコーチ陣を見ると、暗黒時代に現役を過ごした人が多い。 勝つ気がないのかと思っていた時代の選手たちがコーチをやっている…

作者：薬丸岳｜講談社文庫 様々な境遇にあえぐ人たちが直面する犯罪を描いた短編集。 事件を解決するのは、元法務技官で、娘を通り魔に襲われ植物人間にされ、刑事になった夏目。 夏目は娘を襲った犯人を捕まえる決意を持っているが、直面する事件には真摯に…

作者：明野照葉｜中公文庫 聡乃は、人づきあいが苦手で、高校時代に知り合った融也と結婚した。 融也は見た目が良いが、聡乃と同じく人づきあいが苦手で、似たもの夫婦だった。 ルックスの良さで融也が浮気しても、結局は聡乃の元に戻ってくる。 そんな生活…

福島であんな被害があったのに、再稼働しないと、電力需給はひっ迫するという。 地方の人に犠牲を強いてまで、原子力発電は必要なのだ。 だったら、東京と大阪にも作っておくべきだ。 それを許容できるのなら、単に土地を提供しているだけの田舎モノに被害者…

作者：松井今朝子｜幻冬舎文庫 幕末の江戸に住む旗本の次男坊二人による激動のストーリー。 久保田宗八郎は、武芸に励んでいて、同朋には一目置かれる存在だった。 だが、先輩の言動に嫌気がさし、以前から興味のあった芝居の世界に飛び込む。 芝居作者の元…

別冊宝島 下半身問題で騒がせたアスリートとして、内柴、里谷、谷亮子、清水宏保。 奇行問題では、松野朋美、石井慧、千葉すず、池谷幸雄。 スキャンダルに見舞われたとして、有森裕子、今井メロ、田島寧子、國母和宏。 メダルの魔物に喰われた、篠原信一、…

作者：石田衣良｜角川文庫 不況に直面している人たちをテーマにした短編集。 表題作の「再生」は妻を自殺で失った男が、妻の亡霊から呼びかけられる話。 「ガラスの目」は自閉症に生まれた息子から逃げ出し、妻子を見捨てた男の話。 「流れる」は同棲してい…

作者：新堂冬樹｜ハルキ文庫 新宿歌舞伎町の「夜騎士」というホストクラブを舞台にしたノワール。 ナンバーワンホストの心は、父親もホストで、客に刺殺されるという過去があった。 父が何を目指していたのかを知るために、心は同じ道を歩む。 心は父と違い…