2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

娼年

作者:石田衣良|集英社文庫 リョウは20歳で、都内の大学に通い、バーテンのバイトをしている。 大学生活に未来は見えず、恋愛にも退屈して、虚無的な日々を送っていた。 そんなリョウの前に、会員制のボーイズクラブを経営する御堂静香という中年女性が現れ…

K-POP

昔から流行の音楽は聞かないのだが、後になって「これはいい」と思うことがある。 You Tubeなどで視聴して、日本の音楽も聞くようになった。 といってもバンドがほとんどで、アイドルグループの楽曲は聞きたいとは思わない。 AKB48は曲がいいと薦められるこ…

超怖いほんとうの話

作者:さたなきあ|ワニ文庫 忌み地、忌み山で地鎮祭を行わなかった場所で起きる怪異。 使用禁止のトイレから戻ってくるノック。 無人の駐車場にポツンと置かれた車から人の気配。 一家惨殺の無人の家から漏れる明かり。 窓という窓に顔が張り付いて見える借…

誰も書けなかった日本のタブー

別冊宝島編 ネットのないころの別冊宝島はサブカル的な読み物として、面白かった。 昔のA5サイズのころは、読み物として面白く、再読できるモノが多かった。 B5サイズになってからはイマイチのモノが多くて、なかなか買う気にはなれなかった。 でも、本書は…

宝塚記念

阪神競馬場は雨が降っていたが、レース直前には晴れてきた。 ここはG1馬で勝負だ。ルーラーシップも、トゥザグローリーもいらない。 ブエナビスタ、ローズキングダム、エイシンフラッシュの3頭で馬券は勝負。 昨日の夜に何となくお告げめいたモノがあり、…

隣に棲む女

作者:春口裕子|実業之日本社文庫 不幸な女性達を描いたサスペンス短編集。 「蝉しぐれの夜に」は不妊に悩む小夜子が、学生時代の子持ちの友人たちに複雑な感情を持つ話。 「ホームシックシアター」は世間体のため年上の男性と結婚し、贅沢な生活をおくる女…

夏のくじら

作者:大崎梢|文春文庫 東京に住む篤史は、夏休みになると、祖父母のいる高知で過ごした。 中3のとき、初めてよこさい祭りに踊り手として参加する。 その時に言葉を交わした女性のことが忘れられず、高知大学に進学する。 祖父母の家に下宿しながら、大学に…

深夜にいる

作者;香納諒一|ハルキ文庫 ハードボイルドの長編を発表してきた作家の短編集。 「道連れ」は亡父の飼い犬との遭難を、息子と犬の視点から描いている。 「シャチふたたび」は島に残った警察官が、かつて暴れ者だった仲間を迎える話。 「水曜日の黙祷」は死…

節電のペナルティ

何かふざけた文書が総務から届いた。 国の指示で節電をするように。 消費電力が割り当てられ、それを超えるとペナルティだと。 これを契機に組織内で節電休暇を実行したい。1週間強制的に休もう。 たぶんこれが一番効果的だと思うが、経営者は納得しないだろ…

水底の森(上・下)

作者:柴田よしき|文春文庫 東京下町のアパートで顔面を破壊された男の死体が発見された。 この部屋に住む夫婦の行方がわからくなっていて、現場にはシャンソンのテープが流れていた。 警察が捜査に乗り出した直後、夫の死体が近くの公園で発見される。 妻…

イチロー

今年は調子があまり良くないようだ。200本安打は大丈夫だろうか? マリナーズのような弱小チームでモチベーションが維持できるのだろうか? プレッシャーの少ない条件で、安打を重ねることに飽きないのだろうか? WBCで苦しんで、ヒーローになった姿は感動的…

液状化

神戸の震災で判っていたことなのに、浦安や埋め立て地に住んだ奴は馬鹿だろ。 まあ、神戸の震災は他人事で、気にも留めていなかったのだろうな、関東の人は。 でも、このままローンを払い続けるのはかわいそうだな。 ローンはチャラにして出て行ってもらう選…

公務員にささげる原発川柳

『ネットゲリラ』は面白いので毎日チェックしている。 2ちゃんねる系の記事をまとめているのが多いが、コメントが他より面白い。 最近は東京電力のネタが面白く、すっとぼけた川柳を投稿する人がいる。 ↓↓↓ 公務員に捧げる原発川柳↓共済年金 受け取る前に …

とりこぼし

2003年の優勝以降、阪神は強豪チームに生まれ変わった。 でも、その後は圧倒的なゲーム差をつけて優勝した2005年以降、ペナントをとっていない。 優勝できる戦力は十分あるのに、つまらない取りこぼしが多いからだ。 ダルビッシュから勝った、ソフトバンクの…

国内旅行

2ちゃんねる系のブログのこの記事は面白かった。 『原付で日本一周してきたから写真とかうpしてく 前編』 『原付で日本一周してきたから写真とかうpしてく 後編』 仕事を辞めたフリーターが原付で、4か月かけて日本1周するスレッドをまとめている。 写…

原発は簡単には廃止にできない

発電総量の3割近くを原子力で占めている現状では、すぐに脱原発は難しいだろう。 今回のような自然災害と東電の不始末がなければ、原発反対の声は広がらなかったはずだ。 「原発は安全」というアピールは電力会社だけでなく、政府もしてきた。 それが、津波…

電力会社

電力が足りないから、節電に協力してほしいという。 東京電力は仕方がないと思っていたが、関西電力も同じようなことを言っている。 震災後の計画停電も腑に落ちなかったが、安定して供給できないのは納得できない。 電力会社は消費者をなめている。自由競争…

最終退行

作者:池井戸潤|小学館文庫 バブル崩壊後、負け組となった大手都銀の東京第一銀行。 羽田支店の副支店長の蓮沼は、支店長と折り合いが悪く、部下も言うことを聞かず、苦しんでいた。 中小企業の多い地域で、大半の融資先が赤字であえぐ中、本部は貸し剥がし…

シューカツ

作者:石田衣良|文春文庫 東京の名門私立大学に通う3年生の千晴はマスコミ志望。 同じ志望の仲間7人と「シューカツプロジェクト」を立ち上げる。 目指すは全員合格。就職活動の1年間の波乱に満ちたストーリー。 最初の話は仲間たちで合宿し、グループディス…

津波のエピソード

WEB

震災からそろそろ3カ月が経つ。 実際に被災した方もブログなどで、経験を語るようになった。 アルファルファモザイクのまとめ 【九死に】津波のエピソード【一生】 地元新聞の河北新報の特集は初めて見たが、読み応えがあった。 また、ブログも「模型工房」…

リニア

リニア開業は2027年を目標というニュースを見た。 90年代の構想では、今頃開通していたと思ったが、明るい未来はなかなか進まない。 停車駅の発表は相模原と甲府盆地と岐阜のどこかと名古屋で、長野は調整中だという。 東京と大阪を結ぶ超特急なので、名古屋…

大連立

震災復興、原発問題に限って連立を組むことは良いと思う。 数がそろっているのなら、公明党は外してもいいのではないかな。 財源確保のために、宗教法人から金をとる仕組みも作りやすくなるだろうし。

海も暮れきる

作者:吉村昭|講談社文庫 大正時代に活躍した俳人の尾崎放哉の晩年を描いた作品。 放哉は帝大を卒業し、一流会社の要職にあったが、酒におぼれて、職を辞す。 妻とも別れ、流浪の俳人として、日本各地を漂泊する。 40歳になるころに肺を病み、パトロンのつ…

幸福な生活

作者:百田尚樹|祥伝社 18編の作品が収録された短編集。 オビに書かれている通り、それぞれの話の最後にどんでん返しがある。 元放送作家だけあり、上手くまとめているが、ほとんどの話が後味が悪い。 この手の話は嫌いではないが、似たような結末が多すぎ…

東京難民

作者:福澤徹三|光文社 北九州から上京し、三流私大に通う修は、学費未払いで大学を除籍される。 両親に連絡を取ろうとするが、実家はもぬけの殻。 東京に戻った修は、友人の下宿に転げこむ。 まだ、生きて行くことに楽観的だった。 だが、ここから怒涛の転…

国会議員

内閣不信任決議を見て、どいつもこいつもダメだと思った。 菅に資質が無いというが、今日は全員何をしたかったんだ? 松木けんこうだけが、馬鹿を見た結末だが、他の全ての議員に罵声を浴びせたい。 不信任案を提出した谷垣は責任をとれよな。こんな小物はど…

今年はあかんか阪神

ケーブルテレビに加入したのは、阪神の試合が見たかったからだ。 でも、今のところ、見る機会はほとんどない。 日刊スポーツの購読を止めたから、ネットやテレビで試合結果をチェックしている。 マートンもブラゼルも鳥谷もなかなか調子が上がらない。 ピッ…