2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

1人でランチ

東京に来てから、昼食は基本的に1人で出かけている。 値が張っても昼は美味しいものを食べたいからだ。 今の職場の人たちは、安くて量が多ければOKなので、連れ立っていくことはない。 1人で食事に行くことについて、若手から「良く行けますねぇ」と言われた…

ぼくと、ぼくらの夏

作者:樋口有介|文春文庫 高校生の春一は、刑事の父と大きな家で二人暮しをしていた。 母親が離婚をしたため、春一は炊事・掃除・洗濯を担当している。 夏休み中のある日、父から春一の同級生の訓子が自殺したと聞かされる。 訓子が妊娠していたことを知り…

人の死

昨日、松岡農水大臣とZARDの坂井泉水が死亡した。 いけ好かない顔をした政治家と、別に興味の無かった歌手。 一方は自殺で、もう一方も限りなく自殺に近い事故だ。 まず癌に冒されていた歌手だが、病状と痛みに絶望したのだろうか? だとしたら、自殺の選択…

タブーの日本史

別冊宝島編 表紙に「衆道の世界から日本軍の虐殺事件 暗殺・カニバリズムまで日本史のタブーに迫る」と書かれている。 冒頭の奥州藤原氏4代目の泰衡の無残なミイラの写真を見て買う事にした。 打ち付けられた鉄釘で、額に穴が空いている。初めて見る写真だ。…

日本一不幸な男

作者:新堂冬樹|中央公論新社 出版社に勤める三沢は、婚約者と待ち合わせの場所に急いでいる途中、何者かに拉致される。 拉致した3人組は、婚約者を誘拐し、言うことを聞かなければ殺害するという。 まず、最初の要求はホームレスを一発のパンチでノックダ…

七面坂心中

作者:水沫流人|メディアファクトリー 第1回『幽』怪談文学賞長編部門優秀賞受賞作。 風俗店のチラシ配りのアルバイトをしている済(わたる)が体験する幻想的な物語。 マンションでチラシを投函していた済は、住民に囲まれ、ほうほうの体で逃げ出す。 谷…

ダービー予想

荒れた春のG1だが、ダービーは固く収まりそうな気がする。 でも、今のところボックスで馬券を買おうと思っている。 ボックスでフサイチホウオー・ヴィクトリー・ウォッカ・ヒラボクロイヤルの4頭。 人気薄ではトーセンマーチが気になる。 今日は中京の9・10・…

夜は一緒に散歩しよ

作者:黒史郎|メディアファクトリー 第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞受賞作というので期待して読んだ。 作家の卓郎は妻の三沙子を亡くし、幼い娘の千秋と暮らしていた。 妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになった。 見えないものを見て描いているよ…

キャリア官僚には高給を与えるべき

キャリア官僚は狭き門を突破して、若いうちは長時間労働を強いられるようだ。 その後、競争に敗れた人たちには「天下り」として、外郭団体などに行き、給与と高額の退職金が保証される。 はじき出される年齢が若いから、いくつもの団体を渡り歩き、その都度…

怠け癖

最近、また怠け癖がむくむくと頭をもたげてきた。 ここでいう怠け癖とは、仕事のやる気のなさのことで、少し深刻な状況だ。 仕事を早く済ませたいと思っているのに、WEBサイトを見てサボってしまう。 以前なら仕事を済ませてからサボっていたのだが、今は仕…

まひるの月を追いかけて

作者:恩田陸|文春文庫 ジャーナリストの異母兄の研吾が奈良で消息を絶った。 異母妹の静の前に兄の恋人の優佳利が現れ、研吾を探しに誘われる。 優佳利とは二度しか会ったことがなかったが、誘われるまま共に奈良に旅立つ静。 史跡を歩けば、研吾とめぐり…

2ちゃんねる系−怖い話

WEB

『ハムスター速報 2ろぐ』は2ちゃんねる系のブログの中でもかなり面白いと思う。 で、「おすすめの怖い話教えやがれですぅ」は珍しく怖い話がいくつかある。 ふざけた話も合間に入っているが、↓の話はかなり笑ってしまった。台詞回しがヘンなのかな?『 23…

初夏の陽気と日暮れ時

今日は東京も綺麗に晴れて、陽射しは夏に近づいた。 昨晩3時過ぎまで飲んでいたが、何となく早く起きた。 陽射しがもったいないから、外に出て、泳ぎに行った。 気温が上がると、体調も良くなり、咳と吐き気から解放される。 陽射しはありがたい。でも、この…

サイレント・ボーダー

作者:永瀬隼介|文藝春秋 敏腕ルポライターの仙元と渋谷で自警団「シティ・ガード」を率いる18歳の三枝。 二人には幼い頃のトラウマが、その後の生き方に暗い影響を及ぼしていた。 仙元は離婚した妻から、家庭内暴力を振るう中学生の息子を引き取ることにし…

直線の死角

作者:山田宗樹|角川文庫 「嫌われ松子の一生」の山田宗樹のデビュー作で、横溝正史賞受賞作。 弁護士の小早川の元に、ほぼ同時に2件の交通事故の弁護の依頼が舞い込んだ。 一つは交通事故で死亡した夫に対し、賠償金をどのくらい取れるのかという新妻の依…

阪神あきまへんな

今年の阪神はダメだ。浮上の兆しが見えない。 昨年までお得意様にしていた横浜と広島に負けすぎだ。 戦力の補強をきちんとしなかったツケが回ってきていると思うな。 井川の抜けた穴はそれほど大きいとは思わなかったが、先発陣がひどすぎる。 下柳は調子が…

株で儲けるのは簡単ではない

「もしかしたら儲かるかも」と軽い気持ちで株を買い始めたのが2ヶ月前だ。 ネットで気軽に取引できるし、単元も1とか100で、小額で買えるのでチャレンジすることにした。 銘柄は自分が購入、あるいは使用したことのあるものを購入した。 ローランド:2,…

悪人

作者:吉田修一|朝日新聞社 保険外交員の女性が殺害され、解体業の男が逃亡を続ける話。 こう書いてしまうと他愛のない話だが、非常に面白い小説だった。 短大を卒業し、福岡の生命保険会社に勤める佳乃は、会社の寮で暮らしていた。 佳乃は見栄っ張りで、…

続きはWebで

WEB

最近テレビCMで「続きはWebで」というフレーズをよく聞く。 Googleで検索してみると、『「続きはWEBで」CMお集めブログ』がトップに出てきた。 いつまでこのフレーズが使われるのか疑問だが、オダギリジョーのライフカードは出来がいいと思う。

いかがなものか

政治家の「いかがなものか」という言い回しは不愉快だ。 「自分は反対だ」「おかしいと思う」となぜストレートに言わないのか? 自分達が日常で「いかがなものか」などと発言すると、「お前、何が言いたいねん」と突っ込まれるのは必至。 「マスコミも突っ込…

野口みずき

顔だけ見ると、ニュースで報道される未明の火事で焼け死んだ犠牲者の顔写真のようだ。

神田祭

神田祭があり、今日は神輿が出ていた。この近くにも住んでいる人がいるのだ。 知り合いは1人もいないけど。

宿敵

作者:小杉健治|集英社文庫 弁護士組織のトップの全弁連会長選挙をテーマにしたサスペンス。 話は次期会長の有力候補の河合が、懲戒処分中の弁護士の川田に刺されるところから始まる。 河合の選対委員長の北見は、河合を貶める対抗陣営の陰謀に気づき、密か…

ビッグブラザーを撃て!

作者:笹本稜平|光文社文庫 中堅ソフトウェア会社に勤める悠太は、友人のハッカーの滝本から相談を受ける。 事務所に訪れた悠太の目前で、滝本は変死を遂げる。死の直前にMOディスクを託して。 警察の取調べから解放され、MOの内容を調べると、暗号ソフトの…

ゲームセンター

飲み会の後、同僚に誘われるままにゲームセンターに行った。 はっきり言って、ゲームには興味は無い。うるさいし、進んで行こうとは思わない。 だが、今日は「クイズが得意」と発言した手前、対戦型クイズゲームをやる羽目になった。 オンラインで全国の参加…

赤道

作者:明野照葉|光文社文庫 バンコクのアパートで全身を切り刻まれた瀕死の日本人の男が発見される。 彼はなぜ、異国の地でこのような凶事に出会うことになったのだろうか? 村瀬修二は、中堅商社に勤めていたが、バンコクに派遣され、会社を辞めてしまう。…

そして扉が閉ざされた

作者:岡嶋二人|講談社文庫 最近の文庫で評価されているコンビ作家のミステリー小説。今はコンビを解消している。 事故死した娘の死因を探ろうと、富豪の遺族が事故現場にいた4人の若者を自宅に集める。 大学生の男女3人と、バンドをしているフリーターの男…

バカな店員増加

仕事の後、コンビニで大量のお惣菜と缶ビールを買うことがある。 支払いを済ませ、商品を袋に入れてもらっていたが、思わず「おい」と言ってしまった。 お惣菜を下に入れ、その上に缶ビールを乗せようとしていたからだ。 「下のものがつぶれるから、逆にして…

山背郷

作者:熊谷達也|集英社文庫 東北地方で過酷な職業に従事する人たちを描いた短編集。 「潜りさま」は洞爺丸沈没事件で活躍する潜水夫の話で、潜水の危険にはリアリティがあった。 だが、次の「旅マタギ」は少しがっかりした。これは話が面白くないわけではな…

生還者

作者:保科昌彦|新潮社 奥多摩の鄙びた旅館が、台風による土砂崩れで押しつぶされた。 20人以上の犠牲者を出し、4日後に6人の生存者が救出される。 生存者の一人の「僕」は、事故で彼女を失うが、相変わらず図書館で司書を勤めていた。 ただ、心に傷を負い…