タブーの日本史

別冊宝島
表紙に「衆道の世界から日本軍の虐殺事件
暗殺・カニバリズムまで日本史のタブーに迫る」と書かれている。
冒頭の奥州藤原氏4代目の泰衡の無残なミイラの写真を見て買う事にした。
打ち付けられた鉄釘で、額に穴が空いている。初めて見る写真だ。
その他にも賊軍となった会津藩士たちの悲惨な末路や秩父困民党の顛末は初めて読んだ。
未だに会津の人が長州の人を許していないことがよくわかる仕打ちが書かれている。
秩父困民党に関しては歴史の教科書で用語として知っていただけで、首謀者が逃亡したことすら知らなかった。
歴史の知らなかった部分を知るのはとても興味深い。
ただ、それ以外は既知のことが多かったので、そんなに面白くなかった。
中盤はトンデモ歴史論のような展開もあり、これは「ムー」なのかと思った。

タブーの日本史 (別冊宝島 1404)

タブーの日本史 (別冊宝島 1404)