2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

江戸川乱歩

19歳の時に肺結核で7ヶ月入院した。肺結核専門の病棟だった。 最上階には北側に面した図書室があった。 入院期間が長かったので、よく利用した。 日当たりの悪い部屋の中で、かび臭い「江戸川乱歩全集」を発見し、 病院のベッドで全部読んだ。最初に読んだの…

ニッポニアニッポン

作者:阿部和重|新潮文庫 芥川賞受賞のこの作者の本は初めて読む。 表紙がクイーンの「オペラ座の夜」を模しているのが気に入った。 ニッポニアニッポンとは朱鷺の学名。 17歳の鴇谷春生は引きこもりで、朱鷺に対して異常な興味を持っている。 ストーカー行…

特命係長

普段テレビドラマは見ないが、「特命係長只野仁」は見ている。 報道ステーションを見終わってから、何となく見始めたのがきっかけだ。 普段は窓際の係長が、実は会長直属の特命係長で、 様々な問題を解決していくというストーリー。 まったくリアル感のない…

これぞヘヴィ・メタル

ジューダス・プリーストの「エンジェル・オブ・レトリビューション」を購入。 仕事を早目に切り上げ、さっそく家で聴いてみた。 あの声とツイン・ギターを聴くのは「ペインキラー」以来、14年ぶり。 「復讐の叫び」や「背徳の掟」のようなインパクトのある曲…

左手首

作者:黒川博行|新潮文庫 大阪が舞台の犯罪小説の短編集。 それぞれの短編に出てくる犯罪者は欲の皮が突っ張っていて、 皆どこか抜けている。自分の周りにはいて欲しくないタイプばかりだ。 素人が集まった賭場の金を狙って襲撃する「内会」 風俗の店を買い…

となり町戦争

作者:三崎亜記|集英社 神保町の三省堂で一番売れている文芸書ということで購入。 役所の広報誌に「となり町」と戦争を始める書かれていた。 主人公のもとには「戦時特別偵察業務従事者」の任命が届く。 実感のないままに業務に従事するが、広報誌には戦死…

彼女は存在しない

作者:浦賀和宏|幻冬舎文庫 香奈子と貴治のカップルの前に現れた由子。 香奈子は彼女のおかしな言動を見て不審に思う。 同じころ根本は妹の亜矢子の異常な行動を見て、 多重人格ではないかと疑いを深める。 その後、貴治が何者かに殺されて。。。 香奈子と…

喫煙

風邪のせいで、タバコが美味しくない。 今日の日刊スポーツにはダルビッシュ有がパチンコ屋での喫煙が発覚し、 無期限謹慎と1面に出ていた。 自分が高校生の時にはすでに飲酒も喫煙も賭博もやっていた。 だからといって、彼に同情はできないな。 高い金をも…

よく寝てる

起きると12時前だった。体調はよくなったのかわからない。 昼食後、「サイゾー」を読んでいると眠くなって、1時間ほど居眠り。 掃除・洗濯をして、競馬中継を見た。フェブラリーステークス。 2万円の投資をしたが、馬券は外れてしまった。 チュウハイを飲み…

パラレルワールド・ラブストーリー

作者:東野圭吾|講談社文庫 バーチャルリアリティの研究をしている主人公は最初から混乱している。 ふとしたときに自分の記憶が改ざんされているのではと不審を抱く。 いつのまにか親友がいなくなり、周りの人間も消えていく。 現在は3人称、過去は「俺」…

街の思い出

ずっと大阪にいたけど、色んなところに住んだ。 高校を卒業するまでは堺にいた。高校は堺東にあった。 大学に入り、梅田の近くに住んだ。 その後、法円坂、本町に住んだ。 今でも大阪に戻ると、以前住んでいたところに行ってみる。 あまり変っていないことに…

吐き気

体調は僅かずつだが、よくなっているように思う。 ただ、時々吐き気に悩まされた。 「あかん。リバースしそうや。」と言いながら、仕事を進めた。 周りの人はかなり引いていた。これも東京の冷たさかな。 心配はしてくれているのは、よく分かるけど。 お気に…

ジューダス・プリースト

せっかくの休暇は1日雨が降っていた。 体調が万全ではないから、おとなしくしているつもりだった。 でも、1日中家にいても気が滅入る。雨の中、自転車で神保町へ。 三省堂のあまり立ち寄らない雑誌のコーナーでふと目に入ったロゴ。 ヘビメタ雑誌「BURR…

今日も不調

朝からのどが詰まったような症状があり、吐き気もあった。 今日はどうしてもアップしなければならないコンテンツがあったので、 ふらふらと自転車で出勤する。のどの調子は我慢できるが、 吐き気はダメだ。集中力が持続しない。 職場の近くにある病院のロビ…

呼人

作者:野沢尚|講談社文庫 12歳で成長が止まってしまった少年。彼は永遠を生きることになるのか? 親も友達も年をとっていくのに、自分だけが12歳のまま。 周りの人間は彼に対して、やさしくて温かい。 作中では25年が経過するが、彼の友人たちの過酷な運命…

ダラダラと過ごす

胸の調子は良くならない。近くで東京国際マラソンがあり、 すぐそばで走っているランナーを見た。さすがにスピードがあった。 自分が走ったり、泳いだりするのはまだ先になりそうだ。 そんなわけで、掃除・洗濯をしたあとは、だらだらと本を読んだ。 1冊目は…

天空の蜂

作者:東野圭吾|講談社文庫 無人飛行する超大型ヘリコプターが乗っ取られた。中には爆薬が満載。 犯人はそのヘリコプターを原子力発電所の上にホバリングさせる。 政府への要求は国内すべての原子力発電所の停止と破壊。 作中で流れる時間は1日だが、60…

靖国神社

朝から外が騒がしかった。窓から外を見下ろすと、 ライトウイングの方たちが靖国神社に集まってきていた。 昼食をとる際に、靖国神社の隣を自転車で走った。 街宣車がたくさん止まっていた。 装飾が施され、どの車にも、大きな旗がついていた。 周りには警官…

忙しく働いた

寒くなってくると体調が悪くなる。風邪が居座っているようだ。 この時期はあちこちからコンテンツの作成依頼が舞い込む。 締め切りもあるので、体調が悪いといって休むわけにはいかない。 13時間以上コンテンツの作成に追われた。 それにしてもWEBの制…

制作ソフト

WEB

普段使うのはMACROMEDIAのパッケージ。 DREAMWEAVER、FLASH、FIREWORKSを使っている。 バージョンはMX2004で、FLASHはプロフェッショナル。 職場でこのソフトを使っているのは自分だけだ。 東京にやってきたときに、FLASHを使ってコンテンツを作っていると、…

サラ金のCM

「ご利用は計画的に」とか言ってるけど、 計画的な人はサラ金なんか利用しないと思う。 クレジットカードも毎月送られてくる明細に、 リボ払いを勧めるような内容の文書が入っている。 自分の実入り以上に、金を使うことはないから不要だ。 「借金は身を滅ぼ…

煙か土か食い物

作者:舞城王太郎|講談社文庫 ギッチリと紙面に詰まった独特の文体。最初は読むのを止めようと思った。 でも、読み辛くはなく、リズム感があり、破壊力に満ちた独自の世界観があった。 特に面白かったのは丸雄と二郎の親子の確執とその暴力的な描写。 スト…

自由が丘

今日は自由が丘で仕事。いつものWEBの仕事と異なり、人と向き合う業務。 WEBのデザインも楽しいけど、こういうのもいい。 おまけに酒と料理の旨い店がたくさんある。都心から少し離れた場所だけど、 こういうところのほうが、生活はしやすいのだろうな…

通勤は楽だけど

家から職場までは自転車で10分ほど。通勤によるストレスは全くない。 でも最近、かすかな不満が出てきた。これは何だろうと考えてみた。 大阪にいたときは御堂筋線に20分乗って、通勤していた。 少し混んだ車内で何もすることなく、ぼーっと立っていたな。 …

坂の無い道

東京は本当に坂が多い。家の周りは坂だらけ。 あまり遠出はしないけど、自転車で移動するのは大変だ。 そんな中で、近くに坂のない通りがある。 神保町から北上する白山通りと皇居の横を通る日比谷通り。 銀座や有楽町、新橋、汐留周辺をぶらつくのには日比…

サイン

仕事帰りに神保町の三省堂に寄った。入り口を少し入ったところで、 見たことも聞いたこともない作家がサイン会を行っていた。 その著作を買った人が結構大勢並んでいた。 この店では頻繁にサイン会がある。以前、自分も本を買ったときに、 「サイン会の整理…

さまよう刃

作者:東野圭吾|朝日新聞社 不良少年たちに娘を殺された父親が復讐に乗り出す話。 一人目を殺した後、父親は警察に犯行声明を送る。 父親は残る不良少年を追いかけ、警察は父親を捕まえようとするが... 徹底的に憎らしく描かれている敵役となる少年。 少年…

球春

プロ野球もキャンプが始まり、センバツ高校野球の出場校も決まった。 まだまだ寒い日が続くけど、日刊スポーツでこんな記事を読んでいると、 春が近づいていることを感じた。今年の阪神の調子はどうなのだろう?

ジョッキー

作者:松樹剛史:集英社文庫 競馬を題材とした小説を読んだのは初めてで、ジャンルで言えば青春小説かな。 主人公は勝ち星の増えないフリーのジョッキーだが、腕は確か。 その取り巻く人たちは概ね良い人たちばかりで、彼らに支えられながら、 ついにG1レ…