2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

梟の拳

作者:加納諒一|徳間文庫 元ボクシング世界王者の桐山は、防衛戦の戦いで失明し、現役を引退した。 その後は、芸能番組に出て糊口をしのいでいた。 チャリティ番組の収録で、原発推進団体の幹部に呼ばれ、部屋を訪れるが、死亡していた。 さらに現役時代を…

GEQ 大地震

作者:柴田哲孝|角川文庫 阪神大震災は地震兵器によってもたらされたとする陰謀小説。 日系ジャーナリストの松永は、知り合いの記者からメッセージを受け取る。 その記者はジャワ沖の大津波で死亡したとされていた。 待ち合わせの場所である神戸にはCHISATO…

死刑

3人の死刑囚に対して、刑が執行された。 死刑に対しては廃止を求める声も多い。 自分は刑罰としての死刑は存続した方がいいと思っている。 日本は特定の宗教が根付いていない。 だから凶悪な犯罪を犯した者に対しては、死を持って罪を贖ってもらう。 但し、…

震える牛

作者:相場英雄|小学館 帯に平成版「砂の器」と書かれていたが、これは読んでいない人にはアピールしないだろう。 でも、ストーリーは抜群に面白かった。 都内の居酒屋で、強盗殺人事件が発生し、客が殺害された。 その手口から、外国人の強盗グループの犯…

太平洋戦争最後の証言 第二部 陸軍玉砕編

作者:門田隆将|小学館 太平洋戦争で、兵士として戦った人たちの多くは大正時代に生まれている。 終戦の年に33歳から19歳の人たちだが、実に七人に一人が戦死している。 そんな戦争の中で、激戦地を生き延びた老人の証言で構成されている。 この人たちもす…

パ・リーグ ドラフト一位のその後

別冊宝島特別編集 3冊をまとめて買った。ドラフト1位ということで、それなりに活躍した選手もいる。 1軍にも上がれずに退団した選手の悲哀が読みどころで、阪神と巨人はスカウト戦略が下手だ。 パリーグには個性的な選手が多いのが、改めて認識できる。 3…

巨人ドラフト一位のその後

阪神ドラフト一位のその後

草莽枯れ行く

作者:北方謙三|集英社文庫 赤報隊の隊長相楽総三と、清水の侠客清水次郎長を描いた幕末時代小説。 相楽は尊王攘夷の志に燃え、関東で同士を募るが、天狗党の乱で挫折を味わう。 賭場で次郎長と出会い、互いに共感するものを感じ取る。 二人は江戸の火消し…

隣之怪 息子の証明

作者:木原浩勝|角川書店 怪談本『新耳袋』の共著の一人の作品。 これはシリーズ化されて、1作目を読んだきりだったが、カバーにひかれた。 内容は新耳袋に比べると、1話が長めで、体験者による語り口調で進む。 最初の3話は面白い。その後の話も悪くはない…

蘭陵王

作者:田中芳樹|文春文庫 六世紀、南北朝時代の中国を舞台にした歴史小説。 北斉は西に周、南に陳という国と対峙していたが、国内は腐敗していた。 そんな現状を打破するため、皇族の蘭陵王が戦場に立つ。 あまりの美貌を隠すために仮面をつけるが、戦場で…

女ともだち

作者:真梨幸子|講談社文庫 埼玉郊外にあるタワーマンションで2件の殺人事件が発生する。 被害者はいずれもアラフォーの独身女性だった。 ルポライターの野江は、一方の被害者の満紀子の取材を始める。 エリートでありながら売春をしている裏の顔があるの…

入団する前に数億円

違反とかいう前に、名前の挙がっている選手たちのイメージダウンは相当なものがある。 朝日新聞が記事にして、読売が反論するという状況になっている。 徹底的にやれと思ったら、今晩のテレビでは報道をみることはなかった。 何かあったのかな? いずれにし…

プラ・バロック

作者:結城充孝|光文社文庫 首都圏の湾岸地区にある冷凍コンテナから、14体の凍死体が発見された。 自殺サイトによる集団自殺と片付けられそうになるが、女性捜査官のクロハは事件を追う。 だが、やる気のない同僚や、セクハラまがいのいやがらせをする上司…

久本雅美

この人がテレビに出ていると不愉快になる。 面白くないし、下劣な品性が滲み出ている。 昔、自分の職場にいた創価学会員が絶賛していた。 「本気でいいと思っているの?」と聞くと、「女性らしい」という答え。 通勤中に堂々と聖教新聞を読むような人だから…

茶坊主漫遊記

作者:田中啓文|集英社文庫 関ヶ原の戦いから30年を経て、江戸の時代も平和になりつつあった。 そんな中、柳生十兵衛は、石田三成の捜索を将軍家光から命じられた。 三成は齢70を超え、僧形となり、武骨な僧の腐乱坊と盗人の彦七と全国を漫遊していた 山形…

長淵剛

震災の特番で神妙な顔をして出ている。 ただ、彼の歌は、テレビCMの「梅の花」みたいだ。 震災後の彼の行動は良いのだけど、何だか共感できない。

板野友美

スタイルがおかしい。 何でこんなのをCMで使うのかわからない。 おまけにこんなのが何人も出てくるCMは、制作者の感覚が狂っているのか? 顔は悪くないのだけど、全体のバランスが悪すぎる。 田舎のキャバクラの売れっ子みたいで、理解できない。

孤独死

立川市で90代と60代の親子が孤独死していたニュースが流れていた。 これからはこんなことは当たり前のように起きて、報道もされなくだろう。 今後、高齢者で一人だと、賃貸物件の入居は拒否されるケースが増えるだろうな。 また、高齢者の賃貸住宅に関わる保…

震災からそろそろ1年

というわけで、テレビでは11日に向けて特番を用意している。 また、首都直下型地震の可能性も最大震度7まで上がったという報道。 で、災害に備える準備が必要だという。 こんなに人も建物も密集しているところでどう備えろというのだ? 本当に起きれば、火…

Blue Oyster Cultのメンバーによる一人「Bohemian Rhapsody」

一人でボヘミアン・ラプソディを再現している動画。 これは面白い。一人でやっているのをコマ割で同時に見せる手法がいい。 「METALGATE BLOG」によると、Blue Oyster Cultの現在のメンバーとのこと。 BOCってまだ活動しているのか?新作は21世紀になってか…

身の上話

作者:佐藤正午|光文社文庫 地方都市の書店で働くミチルは、不倫相手の逢瀬の余韻のままに、東京に出てくる。 飛行機に乗る前に、同僚に頼まれた宝くじを買うが、この宝くじが2億円の当選くじとなる。 不倫相手には頼らず、幼馴染の家に転がり込み、宝くじ…

みんな邪魔

作者:真梨幸子|幻冬舎文庫 昭和50年代初期に連載された少女漫画の「青い瞳のジャンヌ」は大ヒットした。 だが、その不可解なラストシーンのため、現代に至るまでカルト的な人気を博していた。 その漫画に熱中した少女たちも今は40代を過ぎた中年女性になっ…