2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

高橋ヨシロウという才能

仕事中に事務所を抜け出してACTION!の16年ぶりの最新作の「GUILTY ROSE」を買いに行った。 それにしても、これは素晴らしい。演奏はハードロックだが、ポップなメロディ、歌詞は歌謡曲。 以前のACTION!のままだ。たぶん50歳に手が届きそうな年だと思うが、才…

デジタルと効率化

職場に1人1台のパソコンが支給されて、そろそろ10年になる。 導入当時は不況の真っ只中で、使えない奴は辞めろという、中高年の方にはリストラの肩たたきの意味合いもあったと思う。 「私はこんなもの使えません」と言って退職していった方もいたが、残…

ACTION!とANTHEMのベスト

80年代に活躍した日本のヘビメタのACTION!とANTHEMのベスト盤を購入した。 特にACTION!は欲しくてたまらなかったので、見つけたときは興奮した。 ANTHEMはそれほど熱心に聴いたわけではなかったが、ベストは貴重なので、ついでに購入した。 ACTION!はデビュ…

冒険の日々

作者:熊谷達也|小学館文庫 昭和40年代の東北地方の小学生達の冒険を描いた連作集。 テレビが家に普及し始めたころだが、子供達の遊び場は外だった。 科学万能の時代に移りつつある時代に、まだまだ河童や天狗の存在をどこかで信じていた。 私、稔、巌夫の3…

風林火山

NHKの大河ドラマ「風林火山」はなかなか期待ができる。 オープニングの音楽と映像はカッコイイし、戦闘シーンがリアルだ。 武田信玄がカピバラみたいな顔をしているのが気になるが、それ以外は良い。

逃亡作法

作者:東山彰良|宝島文庫 第1回「このミステリーがすごい」の大賞(銀賞)作品。 ちなみに金賞は「四日間の奇蹟」でこちらは文句なしに面白かった。 舞台は近未来の日本で、犯罪受刑者たちの逃亡を防ぐために、懲役者にある手術を施すことになった。 アイポ…

イキガミ

作者:間瀬元朗|小学館 マンガは読まなくなったが、橋本大也さんのブログで紹介されていた内容にそそられたので購入した。 3巻まで買って、まだ1巻を読み終わったところだが、確かに面白い。 「国家繁栄維持法」が施行された日本では、全ての国民に子供の…

無責任な社会

書店の雑誌の表紙に「このままでは地球は10年もたない」と書かれていた。 マスコミ・出版は無責任に扇情的なことを垂れ流しにする。 今、30前後の人たちは、子供のころにノストラダムスの予言を知り、大きな影響を受けたそうだ。 「自分は20歳くらいまでしか…

八上康司

作者:森川史則|三一書房 1999年に東京の都心で、一晩で119人を殺した通り魔の話。当然フィクションである。 この本は、この事件を実際に起きたこととして扱い、犯人の八上康司の半生を振り返るところからはじまる。 埼玉県に生まれた彼は早熟で、身長は高…

オン・セックス

鹿島茂対話集|文春文庫 世界史におけるセックスの歴史とエピソードに関する対談が半分以上占められている。 既知の話が多かったので、新鮮味は乏しかった。 性を生業とする女性との対談集はそれなりに面白いのだが、はっとするような話はなし。 性の大家と…

赤朽葉家の伝説

作者:桜庭一樹|東京創元社 鳥取西部で製鉄所を営む一族の3代の女性を描いた大河小説。 3部構成で祖母、母、子供の章に分かれているが、いずれも子の瞳子の視点から描かれている。 祖母の万葉は、製鉄所の近くに捨てられたサンカの子供で、製鉄工の職人に…

崩れそうだ

本棚は4竿あるが、すでにパンパンに詰まっていて、本が溢れている。 床に積み重ねた本は、ただでさえ狭い部屋を次第に侵食している状態だ。 1メートルほどの山を頂点として、6層に連なっている。 本を積み上げると、まっすぐにはならず、寝ている自分に向…

餃子

東京と大阪の食事の味付けの違いにも慣れてきたが、いくつか不満な料理もある。 玉子焼きが甘いのは間違っていると思うし、カレーのデフォルトがポークなのは気に食わない。 天津飯をケチャップ味の餡で出されたのは今でも許せないし、餃子の大きさだけは残…

黄金旅風

作者:飯嶋和一|小学館 江戸初期の鎖国直前の長崎を舞台にした歴史小説。とにかく面白かった。 かつて悪童と称された二人の町人が、私服を肥やそうとする西国大名と幕府に立ち向かう話。 当時の長崎の貿易家達が、支配者層の武士たちよりも、世界の状況を把…

野球かサッカーか

自分の周りにいる20代の人は、圧倒的にサッカーが好きな人が多い。 で、彼らからたまに聞かれるのは、「野球とサッカーではどちらが好き」というもの。 自分は野球もサッカーも好きなので、「どっち」という問いには、答えに困る。 「両方とも」と答えると、…

手首を傷める

昨日は12時間近く、同じ姿勢でマウスを操作していたもんだから、右手首が痛くなってしまった。 今朝はさらに痛みがひどくなった。とはいえ、パソコンを使わなければ仕事にならない。 右手でマウスを使うのが辛いから、キーボードで操作しながら作業を続けた…

家守

作者:歌野晶午|光文社文庫 家にまつわる5つの話が収められたミステリー短編集。 「人形師の家で」は20年以上前に、同級生が忽然と姿を消した家を再調査する話。 主人公である語り部の出生の謎が最後に明かされ、変わり果てた同級生が見つかる。 「家守」は…

無法地帯

作者:大倉崇裕|双葉文庫 怪獣モノのグッズが大好きなヤクザ。 お菓子のオマケについているコレクターの探偵。 特撮映画のプレミアグッズを無理矢理盗み出すオタク青年。 この3人が、幻のプラモデル「ザリガニラー」を巡って争奪戦を繰り広げるドタバタ劇。…

困ったお巡りさん

東京で女性を救おうとして、殉職した警官がニュースで取り上げられている。 そのことに水をさすつもりは無いが、自宅近くの警官には困っている。 自転車に乗っていると、やたらと職務質問をしてくるのだ。 最初は応じていたのだが、最近は無視することにして…

靖国神社前

今日は建国記念日。靖国神社の前には街宣車がいっぱいやってきた。 国を憂う気持ちは悪くない。でも、あんな下品な車に乗るのは何の意味があるのだろう? 鳥居前にたむろしている構成員も、子供番組の戦隊モノみたいな冗談のような服装だ。 太っている奴が多…

日経クリック

外で待ち時間が少しあったので、コンビニで雑誌を物色した。 日経クリックを見つけた。はて、これはもうなくなったはずでは? とりあえず購入し、喫茶店で読むことにした。 表紙を見ると、「Windows Vista発売に合わせて緊急復刊!1号限定」とのこと。 Windo…

きれぎれ

作者:町田康|文春文庫 全編にわたり、狂人のたわ言のような独白が延々と続く怪作。 ただ、言葉の使い方が印象的で、言葉の選び方が計算されているようなイメージがある。 この世ではありえない狂った世界だが、言葉が映像となり、不思議と鮮やかに浮かび上…

八百長と雑感

横綱の朝青龍の八百長記事に関して、大相撲協会が出版社を訴えることになった。 最近は大相撲を見なくなったので、横綱をはじめとする力士達が八百長をしているかはわからない。 でも、大相撲には昔から八百長は存在すると思う。千秋楽で7勝7敗の力士の確率…

サウスポー・キラー

作者:水原秀策|宝島社文庫 プロ野球を舞台にした、第3回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。 人気球団のオリオールズに在籍する若手ピッチャーの沢村は、クールな態度でチームから浮いていた。 彼は一流大学の卒業生で、独自の野球理論を持ち、人気…

楽天商品ページでのCSSの扱い方

WEB

楽天市場に出店すると、楽天のシステムの中でページをアップロードすることになる。 外部リンクは一切禁止だし、商品情報のページにはプレーンなhtmlしか書けない。 (楽天goldというトップページ用に制限のないサービスもあるが、肝心の商品ページでは利用…

烈火の月

作者:野沢尚|小学館文庫 裏表紙に「笑いながら人を殴るのが特技という刑事が主人公」と書かれていたのに、無条件に惹かれた。 東京湾アクアラインが開通し、便利になった千葉県愛高市には、麻薬の売人たちも集まるようになった。 愛高署の刑事の我妻は、妻…

冬の空

日曜日の自宅周辺は人も少なく、静かだ。 昼前からのんびりと、自転車に乗って、泳ぎに行く。 車も少なく、街自体が休暇で静まりかえっている趣だ。 風は冷たく、久々に冬らしい空だが、綺麗に晴れていた。 平和な気分を苛立たせるのが、他県のナンバーの車…

ごく普通の休暇

休暇の日はできるだけ寝ていたい。だいたい10時くらいまで寝ている。 寝起きにはコーヒーだったが、最近はお茶だ。杜仲茶かそば茶、ほうじ茶を気分で選ぶ。 「オン・セックス」というセックスの大家による対談集を読む。そんなに面白くない。 昼前から泳ぎに…

シリウスの道(上・下)

作者:藤原伊織|文春文庫 ビジネス・ハードボイルドと銘打たれた作品。この作家の小説は安定感がある。 主人公の辰村は大手広告代理店に勤めるやり手の営業副部長。 勘が鋭く、上司と対立しても一歩も引かない度胸の強さを持っている。 大手電機メーカーが…

暴言・失態

柳沢厚生労働大臣が女性のことを「生む機械」と発言したことが波紋を呼んでいる。 糾弾されても申し開きができない発言だが、「生む機械」という言葉だけがクローズアップされている。 少なくとも自分は、どういう背景や話の流れで、大臣からこの言葉が吐き…