無責任な社会

書店の雑誌の表紙に「このままでは地球は10年もたない」と書かれていた。
マスコミ・出版は無責任に扇情的なことを垂れ流しにする。
今、30前後の人たちは、子供のころにノストラダムスの予言を知り、大きな影響を受けたそうだ。
「自分は20歳くらいまでしか生きられない」とおかしな人生観を刷り込まれたらしい。
その後、少年漫画の「MMR」で終末思想に輪をかけて、とりつかれるようになった。
そんな影響で、無気力なニートがこの世代に発生したのかもしれない。
もちろん、長く続いた不況が最大の理由だろうけど。
ただ、危機感をいたずらに煽るようなことは、青少年の育成に悪影響を与えることは否めない。
今、彼達はパソコンの前に1日10時間以上座って、過ごしている。(自分もだけど)
このことが将来、老人になった自分達にどんな影響を与えるのかとふと考えた。
もしかしたら、30年後は視力を失った老人が大量発生しているのかもしれない。
年を取っても、不安な将来を想像するように刷り込まれているようだ。(自分もだけど)
「先のことはわからない」と、思考を停止するいい加減さも必要なことだと思う。