2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

灰色のピーターパン

作者:石田衣良|文春文庫 池袋ウエストゲートパークの6作目。 4作の中編が収録されているのは1作目から一貫している。 「灰色のピーターパン」は盗撮で金を稼いでいる小学生が不良に絡まれる話。 主人公のマコトが収拾に出向くが、イカレた狂人が出てきて、…

高田馬場

曙橋から高田馬場へ歩く。 台町坂を歩くが、1千円の福袋の自動販売機を発見。 新宿7丁目を通り抜け、大久保から明治通りを歩き、高田馬場に入った。 自宅から40分ほど歩いて到着。 歩いてみたが、大阪の堺東のような、何か中途半端な感じがする。 少し裏道を…

フィッシュストーリー

作者:伊坂幸太郎|新潮文庫 4つの中編が収録された作品。 「動物のエンジン」は夜の動物園で、檻の前で寝ている男が市長の殺人犯だと推理する話。 「サクリファイス」は泥棒で探偵でおなじみの黒澤が、仙台の県境にある村にある不思議な風習を暴く話。 「フ…

リビアとニュージーランド

リビアでは民衆が立ちあがり、カダフィ独裁体制が崩れそうになっている。 ニュージーランドでは大きな地震が発生し、数百人の死者が出て、日本人にも被害が出た。 日本のニュースの扱いは、ニュージーランドの邦人の安否がトップだ。 リビアのニュースは3番…

ダイイング・アイ

作者:東野圭吾|光文社文庫 バーテンダーの雨村慎介は、運転する車で人身事故を起こし、被害者を死亡させた。 その後もバーテンを続けているが、なぜか事故当時の記憶が曖昧になっていた。 そんな慎介は客に襲われ、頭部に重傷を負う。 襲った客は、慎介が…

夕方の会議

夕方から会議をしたがる人は、そのまま飲み会に場を持って行こうとする。 自分は酒が好きなので、最初の頃は付き合っていた。 でも、連れて行かれる居酒屋が庄屋とかさくら水産とか、料理のひどい店が多かった。 酒も得体が知れないし、値段が安くても、これ…

反自殺クラブ

作者:石田衣良|文春文庫 池袋ウエストゲートパークの5作目。 西口商店街で母と果物屋と開き、若者向けの雑誌にコラムを書くマコトが主人公。 4編の中編が収録されていて、マコトの独白により話が進むパターンは一貫している。 「スカウトマンズ・ブルース…

1週間分の料理を作る

?チンジャオロースー 山形牛の焼き肉用のロースを細切りにする。塩・胡椒を振り、日本酒と片栗粉で混ぜる。 ピーマンと筍、ニンジンを細切りにする。 フライパンに油を熱し、牛肉を炒める。色が変わったところで、ピーマンと人参の細切りを入れる。 中華ダシ…

ヒジキの煮つけ

スーパーで生ヒジキを買った。 水に浸して塩抜き。 その間に、ニンジンを千切りにして、ジャコをごま油で揚げる。 ジャコを揚げるのは、卵焼き用の小さな四角いフライパンを使う。 油が温まると、斜めに倒し、ジャコを投入して、少し小麦色になるのを待つ。 …

火の前を離れる

自分で作ったチャーシューが少し残っていた。 夕食はラーメンにしようと思った。 で、トッピングの茹で卵を作る。 煮えるまで、競馬の予想をするため、台所から離れた。 その後、予想に集中し、鍋に火をかけたのをすっかり忘れていた。 何か、焦げくさい匂い…

神保町

神保町は本屋が多いのだが、早い時間に閉まる。 三省堂も東京堂も8時に閉店。 つられるように他の店も9時ごろに閉店。 飲食店はやっているけど、何か面白くない。 三省堂の喫煙コーナーは3月いっぱいで撤去される。 千代田区の屋外でこれだけの広さのある喫…

純平、考え直せ

作者:奥田英朗|光文社 坂本純平は21歳で、故郷の埼玉では親に恵まれず、グレて歌舞伎町でヤクザの見習いをしている。 兄貴分の北島に憧れ、兄貴のようになりたいと思うが、歌舞伎町の住民にはからかわれる毎日。 北島が大阪に出張しているときに、頭越しに…

自転車に乗らなくなった

大阪に帰省するたびに、御堂筋沿いの自転車の多さを残念に思う。 路上に駐輪している自転車は邪魔以外の何物でもない。 クリスタ長堀を駐輪場にしたらいいのにな。 自分が住んでいたころに比べると、賃貸マンションが増えている。 ワンルームならそんなに家…

電子の星 

作者:石田衣良|文春文庫 池袋ウエストゲートパークの4作目。 気取った語り口はあまり好きではないが、話としては面白い。 4つの話が収録されているのは、これまでの作品を踏襲している。 「東口ラーメンライン」は池袋で乱立するラーメン屋のトラブルの話…

おでん

寒い日が続いているので、おでんを作ろうと思った。 種は新宿の伊勢丹に買いに行った。でも、何だか高い。 ちっちゃな、ごぼ天が一つ200円くらいしている。 紀文だと高いのか知れないが、これじゃ買う気はしない。 何も買わないももったいないので、ゆず醤油…

境界殺人

作者:小杉健治|講談社文庫 土地家屋調査士のゆう子は30代半ばで、父から受け継いだ事務所を経営している。 登記や測量に関する相談やトラブルに対応している。 影のある美青年の拓也と、彼に想いを寄せる恵と、父の代からの事務員の富子。 4人で切り盛りし…

斎藤祐樹

ハンカチ王子と呼ばれ始めた夏の甲子園の彼の仕草は違和感があった。 試合中にハンカチで顔の汗をぬぐうなんて、勘違いしたナルシストの極みだと映った。 でも、優勝したこともあり、世間は彼をヒーローと認めた。 スターの要素は十分なのだが、ハンカチを小…

ゴーヤチャンプルの代用レシピ

豆腐の代わりに厚揚げを棒状に切り、 豚肉の代わりに厚切りベーコンを同じく棒状に切る。 普段のレシピを変えてみたのだが、これが美味しかった。 味付けは、普段のゴーヤチャンプルより、少し塩を少なめにした方がいい。 『ゴーヤの処理』 ゴーヤは縦半分に…

ゲイリー・ムーア

ゲイリー・ムーアが亡くなった。58歳だった。 自分がハードロックやヘビメタを聞き始めた時に、日本で人気のあるアーティストだった。 日本で売れたのは「CORRIDORS OF POWER(大いなる野望)」からだったと思う。 MTVがテレビでも流れ始めたころだ。 曲…

あの頃の誰か

作者:東野圭吾|光文社文庫 多作の人気作家の短編集で、かなり昔の作品が収録されている。 「シャレードがいっぱい」はバブルの頃に、女性翻訳家が殺人事件に遭遇する話。 高飛車な女性の発言と態度が時代を感じさせるが、そんなに面白くない。 「レイコと…

身体がダルい

ダシをとって、茹でた大根は美味しい。柚胡椒が良い感じだ。 牛肉と牛蒡とこんにゃくの煮物も美味しくできた。 他の料理も上手くできている。食欲はあるのだが、身体がダルい。 おそらく酒の飲み過ぎなのだろうな。 音楽を聞きながら、料理を作るのだが、合…

総武線が遅れる

ちょっと仕事をしようと、昼前に家を出た。 四谷の駅に着くと、中野か高円寺で車両故障のため遅れているとのこと。 まあ、仕方がないかと思う。10分後に電車が来た。 電車に乗っていると、突然止まった。 新宿で線路に侵入した馬鹿がいるらしい。 5分で済む…

遊園地の事故と相撲の八百長

先週、東京ドームシティ内の遊園地で、客が転落死した。 係員が安全レバーを確認しないまま、スタートさせたとのこと。 廃園になったエキスポランドほど、報道されないのは何でだろう? バックが読売グループだから? 死亡した男性が巨漢⇒100キロ超⇒130キロ…

ホーラ -死都-

作者:篠田節子|文春文庫 ヴァイオリニストの亜紀と建築家の聡史は、十数年もの間、不倫の関係を続けていた。 家族にばれることはなく、亜紀は40代後半になり、二人の関係の終わりを予感していた。 公私に忙しい二人は、誰にも邪魔されないエーゲ海の小島に…

冬の喝采(上・下)

作者:黒木亮|講談社文庫 経済小説を書いている作者が、早稲田大学の駅伝選手だったことを綴った作品。 1957年に北海道で生まれた作者は、運動が苦手だった。 だが、中学時代に初めて走った1500メートルで、自らの能力に気付き、走る楽しさを知る。 地区内…