2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

死に至る街

作者:大石英司|中公文庫 狂犬病の急速な広がりを見せた北海道で、凶悪事件が多発する。 陸上自衛隊特殊部隊に所属する御堂は休暇を利用して、故郷の北海道に帰る。 過疎の故郷で目にしたのは、野犬の群れと、狂犬病を発症した村人だった。 御堂は、野犬に…

左腕の誇り 江夏豊自伝

作者:波多野勝|新潮文庫 阪神のエースで、その後優勝請負人として色んな球団を渡り歩いた江夏。 彼のインタビューを中心に構成された自伝で、江夏というピッチャーの凄みは伝わってくる。 世界記録のシーズン401奪三振。オールスターでの9者連続三振。 日…

徳田虎雄

自民党政権が続くのも良くないと思って、民主党に投票を続けた。 基本的に自分には支持政党はないし、政権が代われば、何かが変わると思っていた。 でも、小沢の追起訴や、鳩山のママから小遣いを見るとどうなのかなあと思う。 事業仕訳はいいことをやってい…

小銭の入った袋

いつからあるのか思い出せないが、自宅に結構大きめの布のきんちゃく袋がある。 中には硬貨が詰まっている。大阪に在住のころからこの袋はあったのは覚えている。 中身を数えたことはないが、10円玉が多いような気がする。 かさはそれなりにあるから、それな…

南の子供が夜いくところ

作者:恒川光太郎|角川書店 一家心中をしようとしている家族のもとに現れた若い女性。 彼女はユナといい、120歳を超えていると両親に告げた。 タカシは両親と別れ、南の島に旅立った。 そこは精霊が住む不思議な島で、タカシは戸惑いながらも、島の生活に慣…

時間には限りがあって

当たり前のことだけど、肉親が入院したことには凹んだ。 電話で弱気な声を聞くと、大阪に戻りたいと思う。 でも東京に生活の基盤を移していると、なかなか帰ることはできない。 もどかしくて、どうしようもないのだけれど、大阪にいる兄妹に任せるしかない。…

新宿

今の自宅からは、歩いて20分ほどで新宿に到達する。 なので、新宿で買い物をする機会が増えた。 東京のダメなところは、繁華街なのに、歩道が狭いところだ。 新宿も人が多すぎるので、歩きにくい街だ。 人であふれかえっているのに、自転車で侵入してくるバ…

冷凍餃子

近くのスーパーでは、土曜日の夜に冷凍食品の半額セールがある。 色々と買ってみたが、大阪王将の餃子は美味いと思う。 12個入りで、170円台で買えるから、これは安い。 大阪王将の餃子 王将といえば、京都王将なのだが、まだ大阪王将も存在したんや。 そう…

絶対に負けられない戦いが多すぎる

サッカーのワールドカップが間もなく始まる。 岡田監督がぶち上げたベスト4だが、最近の試合結果だけ見ると難しいだろうな。 選手たちには頑張ってもらいたいのだが、マスコミの煽り方が足かせになっている。 その一つがテレ朝の「絶対に負けられない闘いが…

白と黒が出会うとき

作者:新堂冬樹|河出書房新社 病院を舞台にした作品で、作者の新境地かなと期待した。 患者と真摯に向き合う看護師の早苗と、医療法人の乗っ取りを生業にする恭司が主人公。 早苗には末期がんでホスピスに入居している父親がいる。 恭司は幼少のころ、誤診…

本も音楽も売れない時代

不況のせいなのか、若者の○○離れのせいなのか、本も音楽媒体も売れていないようだ。 元々、定価販売していて、今もそれを続けていることに、時代の読めなさを感じる。 本は、BookOffのような業者の出現もあるけど、極端な値崩れはおこさないだろう。 でも、…

黙秘 裁判員裁判

作者:小杉健治|集英社文庫 住宅鑑定士の優一郎は、一人娘をストーカーの中下に殺害されていた。 中下が刑期を終え、出所してくるが、直後に殺害される。 周りの証言から、優一郎は逮捕されるが、犯行の様子を聞かれると黙秘を続けた。 状況は次第に優一郎…

憑流(hyoryu)

作者:明野照葉|文春文庫 麻布十番の名家に住む朝比奈真希は、兄の婚約者の苑香を見て不吉な雰囲気を感じる。 祖母も同様に思っていたようだが、苑香の美貌と振る舞いは誰もが認めるところだった。 結婚式の直前に祖母が倒れ、「蛇が」という言葉を残して、…

根本から間違っている

WEB

あるクライアントからサイトのリニューアルの依頼を受けた。 公開前にテストサーバーにアップしてほしいという。 ワンクッションをはさむが、それほどの手間でもないので引き受けた。 だが、本番サーバーとテストサーバーのディレクトリの構造がずれていて、…

料理を作ることのメリット

外食ほど費用がかからないし、味付けは自分で調整できる。 外の料理がいかに濃い味付けであるかということが理解できる。 食材の値段の相場が把握できるようになる。 作った料理を小さなタッパに入れ、冷凍し、作りすぎても大丈夫な工夫ができる。 食事をま…

武士道シックスティーン

作者:誉田哲也|文春文庫 宮本武蔵を師と仰ぎ、剣道に打ち込む香織は、中学最後の大会で無名選手に負けてしまう。 敗北の悔しさを胸に抱きながら、無名選手の進学する高校に入学する。 その無名選手の早苗は、中学から剣道を始めていて、勝負よりプロセスを…

SIAM SHADE

日本のバンドはあまり聞かないが、このバンドは好いと思った。 もうすでに解散しているが、活動中はビジュアル系にくくられていた。 なので、リアルタイムで聴くことはなかったが、You Tubeでライブを見ると驚いた。 見た目はビジュアル系だが、演奏は完全に…

筍と肉団子の煮物

スーパーで新筍の水煮があったので、購入。国内産の表示は安心できる。 豚ミンチに玉ねぎのみじん切りと卵と片栗粉と塩胡椒を混ぜ合わせ、肉団子にする。 ダシを煮立てて、肉団子を投入。あくをとりながら、肉団子が固まったところで、筍の水煮を入れる。 み…

桜花賞

自分にとっては相性のいいレースで、過去に高配当の馬券を何度かとったことがある。 オウケンサクラとレディアルバローザの馬連で勝負することにした。 他にはサウンドバリアーとプリンセスメモリーも買った。 馬券が当たれば100万円コースだった。 でも、上…

真理男

作者:鈴木剛介|角川書店 釧路の高校生の澤村勇介は、何事もごちゃごちゃと考え込んでしまう性格。 ある日、軽音楽部の天才ギタリストのJJと校内一の美少女のミズキと出会う。 3人は世の中の疑問に向き合う「思想結社X」を結成する。 活動を通して友情を…

曙橋

仕事が今一つ上手くいかないので、早く帰ることにした。 6時過ぎに会社を出る予定だったが、電話でつかまったりして、7時になった。 夕暮れを感じながら、歩いて家に戻るつもりだったが、外はもう暗かった。 神楽坂を歩き、新宿方面に左折して、外苑東通りに…

新党たちあがれ日本

平均年齢70近い議員が作った新党のネーミングはダメだな。 2ちゃんねるでは「もう勃たないだろう?」「勃起アゲJapan」「日本ライジング党」とか手厳しい。 老人向けの政策を打ち出せば、ごくわずかな老人から支持は得られるかもしれない。 でも、本当にこ…

モンスター

作者:百田尚樹|幻冬舎 すごい美女が地方都市にやってきて、レストランをオープンする。 彼女の美貌を見たさに、大勢の客がやってきて、店は繁盛する。 だが、この美女は、かつてこの町で伝説にもなった醜い女性だった。 彼女が醜く生まれ、この町で学生時…

イッツ・オンリー・ロックンロール

作者:東山彰良|光文社文庫 博多に住む34歳のロッカー青木満は、プロの道をあきらめきれずにいた。 昼間はアパートでギターの練習をして、夜はDTPのバイトで生活をしている。 夜勤明けに家に戻る途中、保健所の爆破事件に遭遇する。 犯人の遺留品の中に…

ようやく春が来たか

東京もようやく春が来たのだろうか? 三栄公園の桜も、外堀通りの桜も満開から、散り始めのような気配。 今日の電車は何となく人が多かった。

通勤に時間がかかるのは嫌だな

朝起きて、テレビをつけると、強風のため止まっている路線があった。 自分の通勤には影響は影響はなかったけど、社員の大半が遅刻してきた。 東京の交通網は関西と比べると風に弱いような気がする。 昨日から天気予報では風が強くなるといっていたのに、何で…

ユニット

作者:佐々木譲|文春文庫 妻と子を17歳の少年に殺された真鍋は、酒におぼれた生活を送っていた。 警察官の妻の祐子は、夫の度重なる暴力に耐えかね、子供を連れて逃げだした。 工務店の経営者の波多野は妻に逃げられ、味気ない暮らしの中で将来を考えていた…