作者：工藤明男｜宝島社 六本木の襲撃事件で主犯と目される見立容疑者の近くにいた人物の告白。 彼は昭和53年から昭和58年に生まれた６世代だけを関東連合だと定義づけている。 関東連合は校区により、所属する組織が予め決められていた。 世代の断絶と、53…

作者：柴田哲孝｜祥伝社文庫 下山事件は戦後のどさくさで、国鉄総裁の死体が見つかった事件。 一般的には自殺で片づけられているが、GHQによる謀殺の説も根強い。 すでに何作かを出している作家が、自身の家族に事件の関係者がいたことを告白する。 祖父が戦…

作者：堂場舜一｜講談社文庫 昭和21年、戦後間もない東京で、職業野球の球団を立ち上げようとする動きがあった。 建設会社を経営する藤倉は、矢尾という日系二世のアンダースローのピッチャーを勧誘する。 戦前のごく短い期間に活躍した矢尾は、開戦直前にア…

NHKクローズアップ現代取材班｜文春文庫 派遣切りで孤独死した39歳の男性。「たすけて」というメモを残していた。 就職氷河期にあえいだ30代が、正社員になれず、さらに転落していくケースを取材している。 ホームレスになり、炊き出しに集まるが、セイフテ…

11時前に投票に行ったが、いつもの選挙に比べると、人は少ない。 自民党が勝つから、どうでもいいと思っている人が多いのだろう。 自分も、どうでもいいのだが、公明党が気に入らないから選挙に行く。 創価学会が気持ち悪くて、消滅してくれないかなと思って…

作者：柴田よしき｜文春文庫 2031年の日本。探偵のサラは、生き別れになった姉の捜索を依頼される。 探偵をリタイアした風祭とともに、行方を探すが、ある教団に秘密が隠されていた。 次に、周りの人間に自殺を誘発する女性の正体を探るが、逃げられてしまう…

先週の加藤コミッショナーの醜態は情けないものがあった。 自分の名前をボールに入れていた時点でアウト。 知らなかったとしても、責任はとらないといけない。 それをテレビカメラの前で、むっとしたり、陳謝したり威厳の欠片もない。 ある程度のステータス…

作者：望月諒子｜光文社文庫 文庫本裏書 ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガジェの肖像」を日本人が競り落とした。 落札価格は約180億円。 時は流れ、日本のバブルが弾け、借金で追いつめられた男女にある依頼が持ちかけられる。 それは倉庫に眠る「…

作者富樫倫太郎｜中公文庫 明治維新直後の函館を舞台にした国際謀略小説。 土方歳三ら旧幕府軍は、函館を奪還するが、財政難にあえいでいた。 ロシアはプロシア人の実業家兄弟を操り、広大な土地を奪取しようとする。 函館には幕府軍に与しようとする金十郎…

ずっと利用してきたが、書いた内容が保存されずに消えた。 なんなんだろうこれ。

課金のシステムも浸透しているようだし、パチンコも乗っかったらいいのに。 店舗も必要ないし、駐車場での子供の蒸し焼きもない。 営業時間も考えなくていいから、中毒患者をいち早く破産させることもできる。 場代の必要もないから、大儲けできると思う。 …

作者：雫井脩介｜幻冬舎文庫 東京西部の町に住む女子大生のましろは、12歳のころに誘拐された経験を持っていた。 雑踏の中で起きたトラブルに敏感に反応し、成人式の狼藉も事前に察知する。 他人の殺気を事前に知ることに気付くが、中盤まで話はあまり動かな…

作者：東野圭吾｜文春文庫 探偵ガリレオシリーズ。 夏休みを瑠璃ヶ浦で過ごすことになった小学生の恭平。 宿泊先は叔母一家のさびれた旅館だった。 物理学者の湯川は海底資源の調査のアドバイザーとして、赴く途中、恭平と出会う。 湯川は、恭平が過ごす旅館…

作者：高田崇史｜講談社 特攻隊の生き残りで、歴史を研究している修吉は、楠正成の謎に気づく。 直後に「南木の会」という怪しげな組織に毒を盛られ、瀕死状態になる。 孫娘の瑠璃が祖父の意志を受け継ぎ、同級生の歴史作家の京一郎と謎の解明に向かう。 太…

これで５大会連続出場だ。 もうワールドカップ出場は当たり前になっているので、喜ぶほどのことでもない。 予選を突破しただけ。自分は街中で騒ぐサポーターは大嫌いだ。 警察も規制線なんてせずに、暴れる奴を片っ端から逮捕したらよかったのに。 マスコミ…

作者：山本甲士｜中公文庫 不動産の会社に勤める良郎は、50歳を目前にリストラにあう。 妻や娘にも愛想をつかされ、家にも居場所はない。 退職後に、自分が標的になったことを知るが、復讐する気力もない。 図書館で時間をつぶしていると、どんぐりの調理法…