2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自由が丘で咳こむ

早朝から自由が丘で仕事。咳がひどい。9時ごろから飲み会らしいが、大丈夫かなぁ。

先週ひいた風邪のせいで、咳がとれなくなった。 せっかくの休暇なのに、朝5時過ぎに咳き込んで目覚めた。 咳き込んでいる間は、当然眠れない。辛い。 昼前まで、咳き込んではウトウトした。咳以外は悪いところは無い。 昼過ぎには屋外プールにいた。泳いでい…

99%の誘拐

作者:岡島二人|講談社文庫 末期がんに冒された男が、息子を誘拐されたときのことを手記に綴る。 息子を取り戻すために、必死に犯人の指示通りに従い、行動する。 冒頭から100ページを超える手記だが、迫力があり、引き込まれる。 息子は取り戻したが、身代…

東京→大阪

「大阪に帰りたいか?」と社長や上の立場の人に聞かれることがある。 東京に呼んでおいて、なんでそんなことを聞くのだろうと思う。 「今の仕事を大阪でできるのなら、それもええかもしれません。」 そんなことはありえない話だけどそう答えることにしている…

暑くなったな

台風一過の東京は、きれいな青空で、かなり暑くなっていた。 いつもより2時間遅く、自転車で職場に向かう。汗が出てくる。 でもこの強い日差しは好きだ。ネクタイをしていなければ。 職場はエアコンが効いているので、気温は関係ない。 昼食のときにふと、前…

あまりにも奇妙な話

運命の謎を探る会[編]|河出書房新社 500円という値段の割にはボリュームのある、最近書店でよく見かけるシリーズ。 値段はチープだが、内容もチープ。でもサッと読めて、悪くないと思った。 子供のころに読んだ怪奇本を思い起こさせる話がいくつかあった。 …

夏の夜会

作者:西澤保彦|光文社文庫 祖母の葬儀のため久々に故郷に戻った主人公は、同窓生の結婚式に出席する。 主人公の席は小学校の同級生達で占められていて、小学校時代の話になった。 小学校4年の時の担任が誰かに殺され、迷宮入りになった話が出たが、 主人公…

コンビニの店員

近くの酒を買うコンビニに、t−アキラというぎこちない店員がいる。 見た目はオタクそのもので、銀縁の眼鏡、毛玉のついたトレーナー。 ケミカルウォッシュのジーンズに、カラーバンドがぴったりという雰囲気。 当然、おどおどしており、お金を受け取る姿勢…

真夏に咳が止まらない

昨日の夜から咳が止まらなかった。今朝起きたときは、のどがひどく痛かった。 8時過ぎにオフィスに入ると、咳に加えて、鼻水が止まらなくなった。 それ以外に不調はないから、何だろうと不思議に思いつつ、仕事。 昼食に出ても、食欲はあった。今日もお腹が…

塩狩峠

作者:三浦綾子|新潮文庫 明治時代の北海道で、暴走した汽車に我が身を投げ出し、乗客を救った、 童貞の一生を描いた名作。 東京で、父と祖母と暮らしていた信夫に生き別れになっていた母が現れる。 キリスト教徒の母を追い出した祖母は悶絶死し、信夫はキ…

東京ビッグサイト

eラーニングの展示会を見学に行った。 どこも似たようなシステムやソフトを展示している。出展者から話を聞く。 専門用語やカタカナの言葉をやたらに使う。少しは自分の言葉で話せよと思う。 プレゼンを聞いていてもバカみたいに思える。値段も高いし。 ど…

水道橋

新しいオフィスは水道橋にある。赴任して1週間経つが、まだ道に迷う。 以前の神保町やお茶の水に比べても、道のかたちがいびつだ。 タテ、ヨコではなく、すべての道が斜めに走っている。 古い家や建物が多く残っているので、区画整理が上手くいかなかった名…

夢の封印

作者:坂東真砂子|文春文庫 性をテーマとした短編集。生々しいリビドーを描く最近の作風が出ている。 不倫をしている中年の独身女性や、倦怠期の夫婦、 女同士で行った旅行でのアバンチュール、介護を受けても勃起する老人。 小説にするにはかなり赤裸々な…

ロックンロールミシン

作者:鈴木清剛|新潮文庫 入社2年目のサラリーマンの賢司は、仕事に充実感を持ちながら働いているが、 何となくすっきりしない日々を送っていた。 そんなときに、高校の友人・凌一に再開する。 彼は気に入った仲間と、インディーズブランドを旗揚げしようと…

ダラダラ、ブラブラ

何の予定もない休日。今日は泳ぐことも、走ることもする気がしなかった。 エアコンをつけて寝そべって、本を読む。そんな過ごし方も昼過ぎには飽きた。 1時過ぎに外に出た。確かに暑いが、大阪の蒸し暑さに比べたらマシだ。 みたま祭りは終わったのに、右翼…

悪意

作者:東野圭吾|講談社文庫 お気に入りの作家の作品だが、これ、めっちゃ面白かった。 人気作家が殺され、容疑者の友人が逮捕される。 友人の手記と、捜査をする刑事の独白が交互に進む。 全体の3分の1くらいのところで、友人の犯罪があばかれるが、 人気作…

愚者のエンドロール

作者:米澤穂信|角川文庫 最近書店でよく目にするようになった作家。ジャンルは青春ミステリー。 神山高校内で名探偵と目される主人公は古典部に在籍する1年生。 ある日、上級生が文化祭に出展する映画の試写を見たが、結末がなかった。 その結末がどのよう…

暑くなった

東京もようやく暑くなった。暑いのは好きだから歓迎したいが、仕事の時は別だ。 今日は日中、青山通りをうろうろしていたが、暑くてたまらなかった。 昼食は周富徳の店で食べたが、結構美味しかった。値段もそんなに高くない。 有名人の出している店なんて、…

ふりむいてはいけない

作者:平山夢明|ハルキホラー文庫 パラノイアやストーカーなどの狂った生者の恐怖を描くことが多い作者だが、 正統派の怪談も発表していて、そのジャンルの最新作。 ただ、低年齢向けの雑誌に連載していたものの収録なので、少し幼稚。 でもこの人のホラー…

ノロイ

作者:林巧|角川ホラー文庫 副題に「小林雅文の取材ノート」とある、日記風のホラー小説。 小林雅文は怪奇実話作家で、日々不思議な現象や体験した人を追いかけている。 いるはずのない赤ん坊の泣き声が聞こえてくるという家の取材が発端。 その家にカメラ…

夜明けまで1マイル

作者:村山由佳|集英社文庫 大学生の「僕」こと涯は、かなり年上の大学講師と不倫関係にある。 涯はバンドでベースと作曲を担当していて、幼馴染の「うさぎ」がボーカル。 ギターの直樹は大学の同級でイケメン、ドラムのセイジはうさぎと双子。 順調なバン…

新しい職場に初出勤

別会社に出向という形になり、今日が初出勤。 朝から、初めて見る人たちと挨拶を交わす。イイ人が多そうで安心した。 ただ、業務がまったく違うので、早く慣れたいという焦りはある。 仕事を振られる立場ではないと認識しているので、自分で見つけなければ。…

復讐執行人

作者:大石圭|角川ホラー文庫 平凡な会社員香月には美しい妻と二人の子供がいて、幸せな日を送っていた。 ある日、何者かが自宅に侵入し、妻を犯され、子供を殺されてしまう。 香月は重傷を負い、妻も意識不明の重体になった。 一方、殺人者である「僕」は…

DZ(ディーズィー)

作者:小笠原慧|角川文庫 何年か前の横溝正史賞作品で、医療を扱ったミステリー作品。 アメリカで起きた夫婦の殺害事件で行方不明になった息子。 遺伝子研究に取り組む日本人研究者が何者かに殺される事件。 日本では殺された研究者の恋人の女医が、勤めて…

大阪弁

東京に来て、2年以上経つが、こっちの言葉で話すことはできないままでいる。 新しい職場で、打ち合わせをしたが、離れた席の人たちが、こっちを見ていた。 大阪弁でしゃべっていたからだろう。この職場には関西の人はいない。 不安や不快感を与えていなけれ…

だらけた一日

来週から異動なので、もう仕事をする気はしなかった。 WEBデザインの資料をダンボールに詰め、今まで作ったデザインを、 外付けのハードディスクに移していく。10ギガほどの量なので、 今日一日費やしても、移行作業は間に合わなかった。 完全なネットワ…

サウスバウンド

作者:奥田英朗|角川書店 直木賞受賞後の作品。めちゃくちゃ面白かった。 東京の中野に住む小学6年生の二郎には、元過激派の破天荒な父がいる。 父の一郎は働くわけでもなく、国家権力と戦うことを未だに標榜している。 母は喫茶店を経営していて、姉は会社…

亡者の家

作者:福澤徹三|光文社文庫 小さな消費者金融に勤めはじめた主人公の諸星は、業務に馴染めずにいる。 先輩社員の過酷な取立てに同行して、そのたびに自己嫌悪に陥る。 ある日、多重債務者の自宅に取り立てに行くと、その家の娘が首を吊っていた。 その直後…

外で初泳ぎ

休暇をとって、東京タワーが間近に見える、港区の芝プールで泳いだ。 外は蒸し暑かったが、最初、水の中は冷たかった。 平日なので人は少なく、泳ぎやすかった。 時々、太陽が顔を出すと、水の中には輝きが見える。 室内プールでは見れない光の粒だ。それが…

新耳袋第十夜

作者:木原浩勝・中山市朗|メディアファクトリー 10年以上前に第一夜が出てから、一年に一作のペースで刊行されてきたが、 本作で最終夜となった。第一夜を最初に読んだとき、今までにない怖さを感じた。 表紙を外したときに見ることのできる不気味な写真…