夏の夜会

作者:西澤保彦光文社文庫
祖母の葬儀のため久々に故郷に戻った主人公は、同窓生の結婚式に出席する。
主人公の席は小学校の同級生達で占められていて、小学校時代の話になった。
小学校4年の時の担任が誰かに殺され、迷宮入りになった話が出たが、
主人公には全く記憶が無い。30年前の記憶は誰もがあいまいだ。
あいまいな記憶を酒を飲みながら、掘り起こしていこうというストーリー。
記憶は簡単に改ざんできるというテーマだが、面白くなかった。
だいたい大事なことを思い出そうとするのに、酒を飲み続けるか?
一晩で思い出そうというのも無理がある。

夏の夜会 (光文社文庫)

夏の夜会 (光文社文庫)