あまりにも奇妙な話

運命の謎を探る会[編]|河出書房新社
500円という値段の割にはボリュームのある、最近書店でよく見かけるシリーズ。
値段はチープだが、内容もチープ。でもサッと読めて、悪くないと思った。
子供のころに読んだ怪奇本を思い起こさせる話がいくつかあった。
忘れていた話を思い出し、ノスタルジックな気分だ。
偶然が重なり合う「落下する赤ん坊」と「幻のホームラン」は、
下手なコントの台本よりよく出来た話で、かなり笑えた。
舞台はすべて外国で、日本の話はひとつもない。
怖さ、不気味さはまったくないが、よくできた話が多く、面白かった。

科学では説明できないあまりにも奇妙な話 (ペイパーバックス)

科学では説明できないあまりにも奇妙な話 (ペイパーバックス)