ノロイ

作者:林巧|角川ホラー文庫
副題に「小林雅文の取材ノート」とある、日記風のホラー小説。
小林雅文は怪奇実話作家で、日々不思議な現象や体験した人を追いかけている。
いるはずのない赤ん坊の泣き声が聞こえてくるという家の取材が発端。
その家にカメラマンと赴くと、不気味な表情をした中年女性がいた。
その後、テレビに出演した超能力少女の取材にいくが、少女は失踪。
アイドルタレントの女性がテレビカメラの前で遭遇した幽霊。
不審な出来事が、長野県でダムに水没した村の神事に起因することを突き止める。
本のオビに映画化とかかれていたが、映画のシナリオとしては面白いと思った。
ただ、小説としてはそれほど怖くなかった。

ノロイ―小林雅文の取材ノート (角川ホラー文庫)

ノロイ―小林雅文の取材ノート (角川ホラー文庫)