本も音楽も売れない時代

不況のせいなのか、若者の○○離れのせいなのか、本も音楽媒体も売れていないようだ。
元々、定価販売していて、今もそれを続けていることに、時代の読めなさを感じる。
本は、BookOffのような業者の出現もあるけど、極端な値崩れはおこさないだろう。
でも、ネットや携帯で活字に触れる機会が多い今、緩やかに衰退に向かうと思う。
一部のヒット作は売れるだろうが、インターネットという媒体が浸透しているので、出版社は厳しいだろうな。
もっと深刻なのは音楽業界で、これはipodの出現が打撃を与えたのだと思う。
レコードの時代からCDに移っても、相変わらずアーティストはアルバムを発表していた。
アーティストより、レコード会社の旧態依然とした販売方法に問題がある。
何曲かの曲を聴きたいために、3千円近い金を払うことは、無駄だと思っている人は多いのではないか。
i-tunesでは、150円くらいで曲のばら売りをしている。
自分は相変わらずCDを買うが、全部聞いて、何回も聴きたいと思う作品はごく少数だ。
名盤と評されるものは年にいくつもでるものではない。
確かに通しで聴かなくても、たまに聴きたくなる曲もある。
でも、それはパソコンにデータとして取り込んでおけば十分だ。
ミュージシャンにとって受難の時代かもしれないが、リスナーはそういう動きになっている。
まだ、自分はDiskUnionでCDを買うと思う。
新作中心のレコード屋HMVタワーレコード以外は厳しいだろうな。
で、DiskUnionも今の流通形態が続けば、価格低下のスパイラルになって、先は暗いと思うな。