茶坊主漫遊記

作者:田中啓文集英社文庫
関ヶ原の戦いから30年を経て、江戸の時代も平和になりつつあった。
そんな中、柳生十兵衛は、石田三成の捜索を将軍家光から命じられた。
三成は齢70を超え、僧形となり、武骨な僧の腐乱坊と盗人の彦七と全国を漫遊していた
山形、大津、備前、島原と各地で問題を解決する。
十兵衛と三成は、各地でニアミスするが、そのうちに互いを認め合うようになる。
島原の乱豊臣秀頼の生存説などを絡め、話は進むが、この作家お得意のダジャレは少なめ。
ストーリーは面白いが、この作家にしてはイマイチ。


茶坊主漫遊記 (集英社文庫)

茶坊主漫遊記 (集英社文庫)