天空の蜂

作者:東野圭吾講談社文庫
無人飛行する超大型ヘリコプターが乗っ取られた。中には爆薬が満載。
犯人はそのヘリコプターを原子力発電所の上にホバリングさせる。
政府への要求は国内すべての原子力発電所の停止と破壊。
作中で流れる時間は1日だが、600ページを超える大作だった。
途中で飽きることのない文章力と構成は流石だが、少しパンチ力に欠けるな。
それは、二人いる犯人のうちの一人の動機が描ききれていないからではないか?
駄作ではないが、この人が書く作品にしてはイマイチ。

天空の蜂 (講談社文庫)

天空の蜂 (講談社文庫)