パラレルワールド・ラブストーリー

作者:東野圭吾講談社文庫
バーチャルリアリティの研究をしている主人公は最初から混乱している。
ふとしたときに自分の記憶が改ざんされているのではと不審を抱く。
いつのまにか親友がいなくなり、周りの人間も消えていく。
現在は3人称、過去は「俺」が独白するスタイルで進んでいく。
「記憶は時に人を縛るもんだよ」と友人の台詞は悲しい。
記憶改変システムが開発されたというSFタイプのミステリー。
読んでいるうちは面白かったが、結末があっけないように思った。

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)