2011-06-05から1日間の記事一覧

海も暮れきる

作者:吉村昭|講談社文庫 大正時代に活躍した俳人の尾崎放哉の晩年を描いた作品。 放哉は帝大を卒業し、一流会社の要職にあったが、酒におぼれて、職を辞す。 妻とも別れ、流浪の俳人として、日本各地を漂泊する。 40歳になるころに肺を病み、パトロンのつ…