RYU

作者:柴田哲孝|徳間文庫
ルポライターの有賀は、世界中を放浪している。
アラスカで滞在中に、日本の出版社から取材の依頼を受ける。
沖縄で巨大な恐竜のような写真が撮影されたとのこと。
相棒のカメラマンのコリンとともに、沖縄に向かう。
撮影者の海兵隊員は行方不明となっており、その恋人の日本人女性の元に滞在する。
地元の人たちに聞き込みをしながら、原生林を調査する。
現地ではヤギや鶏などの家畜が行方不明になる事件が頻発していた。
現地に残る龍の伝説を古老から聞くが、有賀は外来種流入ではないかと考えていた。
同じころ、行方不明になった海兵隊員の上司は、MPに調査を命じていた。
やがて伝説を語った老人が、密室の中で焼失する事件が起きる。
有賀はこの地にある鍾乳洞の気温の変動が常温を保っていることに注目する。


アドベンチャー伝奇小説というのだろうか?
未知の生物に迫るシーンは意外に上手くできていて、ストーリーも面白かった。


RYU (徳間文庫)

RYU (徳間文庫)