都心に住もうとすること

自分は東京に転勤になったとき、最初から都心で生活をすることを条件とした。
ハナから千代田区に住もうと決め打ちしていたので、物件は限られた。
千代田区の中でも、家賃の安いところもあったが、そういうところは交通が不便だった。
駅まで近くなるにつれ、家賃は高くなる。大阪の感覚からしても、倍くらいはかかった。
それでも、家賃補助が結構な額で出たので、あまり悩まず、駅近で決めた。
九段の坂の上に住んだのだが、日常生活の買物には困った。スーパーがない。
(今は飯田橋にサントクとかミウラヤなどのスーパーがある。)
それでも、土日の夜の誰もいない静謐さは、都心の中でも他にはなかったと思う。
今は、南西に2キロほど移動した物件に住んでいる。
家賃補助は切れたが、以前の部屋より広く、家賃は安い。
引越しの1年前からいろいろと物件を探した。最初はネットで検索をした。
不動産屋に足を運んだが、あまり良い物件を紹介してもらえなかった。
九段の坂の上から、山手線の内側の歩いていける範囲を休みのたびに歩きまわった。
すると、住んでみたいエリアがいくつか見つかった。
そこから絞り込み、今のマンションを歩いて見つけた。
チェーン展開している不動産屋は全く役に立たなかった。
住みたいエリアがあれば、まず、そのエリアを何度か訪れてみること。
また、複数の駅が徒歩圏内にあること。職場まで乗り換えなしで行けることが望ましい。
それを条件に加えると、選択肢は狭まっていく。
で、今の住居は非常に気に入っている。
山手線の内側でかつ、中央線の南側で、千代田区、港区、新宿区、渋谷区で物件を探す。
これは、ワンルームでも10万以上の家賃はかかるのは当たり前だった。
もちろん、20平米以下や、築年数が古い物件はこれより安く見つかるが、誰も住みたくないだろう。