死者の鼓動

作者:山田宗樹幻冬舎文庫
外科医の神崎の娘の玲香は、重い心臓病で苦しんでいた。
そんな折、玲香の同級生の社洋子が転落事故で脳死状態で搬入される。
救急センターの内海は洋子の容体を救おうとするが、不意の医療事故で死亡する。
神崎は洋子の心臓を玲香に移植し、手術は成功する。
その後、病院のスタッフの失踪事件が発生する。
神崎の自宅には社洋子を名乗る人物から「心臓を返して」という電話が入ってくる。


移植をテーマにした緊迫感あふれるミステリ。
面白いが、この作家の一連のクオリティを考えると、一番出来はわるい。

死者の鼓動 (幻冬舎文庫)

死者の鼓動 (幻冬舎文庫)