キングダム

作者:新野剛志|幻冬舎
単行本オビ
東京の裏社会に君臨する武蔵野連合。
愚連隊から組織となった集団は、地元の絆と仲間意識で繋がっている姿なき組織であった。
その実質的トップと噂される真嶋は、闇金と詐欺、そして芸能界や政界と癒着し、自らの”王国”を築こうとしていた。
一方、真嶋の元同級生の岸川は、職場をクビになり失業。
偶然出くわした真嶋の成功に心を乱される。――なんであんなやつが。
武蔵野連合が絡んでいると思われる事件を追う刑事・高橋は、連合の実態を追えば追うほど、その集団の得体の知れなさが不気味になる。
彼らは――真嶋は、一体何を企んでいるのか。
そして新たに、一人の女子高生が、王国の見えない罠に呑み込まれ……。
嫉妬、羨望、因縁、怨恨。あらゆる人間の感情で生み出された王国は、彼らにとって自らの居場所となるか、それとも――。


関東連合をベースにしたノワールで、そこそこ面白かった。


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