ギフテッド

作者:山田宗樹幻冬舎
単行本オビ
アメリカ合衆国に住む13才の少年の体内に“未知の臓器”が見つかった。
以後、同様の臓器をもつ子供たちの存在が、世界各地で確認される。
いつしか彼らは、羨望と畏れを込めて「ギフテッド」と呼ばれるようになった。
当初は何の特徴も見られなかったギフテッドが覚醒した時、彼らを恐れ排除しようとしていた普通の人間たちがいきなり肉片と化す殺人事件が起こる。
そして、ギフテッドに対する恐怖が暴走する。

未知の臓器を持つ少年たちは、日本でも見つかり、彼らは特別な学校に集められる。
彼らの中には自分が、超能力を持つと思い込む者もいたが、特別な能力は見つからなかった。
社会に出た彼らのうち、一人は宗教団体のようなものを作り、ギフテッドの能力を開花させようとしていた。
気味悪がった地元の暴走族が襲撃するが、教祖により、身体の内部を破壊され、殺されてしまう。
これによりかつてギフテッドと呼ばれた人たちへの迫害が始まる。


「百年法」に比べると内容は落ちるが、それでも独特のストーリー展開で面白かった。


ギフテッド

ギフテッド