保身

作者:小杉健治|双葉文庫
県警の幹部が署員の送別会に顔を出し、愛人宅に向かう途中、ひき逃げをしてしまう。
その少し前に、現場近くのマンションで、強盗殺人が発生していた。
強盗殺人の犯人は逃走する際に、ひき逃げ事件を目撃。
容疑者として逮捕された犯人は、取り調べの際に、県警の幹部を目撃する。
犯人は、県警に取引を持ちかける。
県警上層部は、幹部のひき逃げをもみ消すため、ひき逃げの被害者を犯人に仕立て上げる。
さらに強盗犯を釈放した後、事故死に、見せかけ、殺害しようとする。
現場で捜査する刑事たちは混乱するが、やがて真相に近づく。


保身と正義が交差する内容でで、結末の後味は悪いが、面白かった。


保身 (双葉文庫)

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