怒り(上・下)
作者:吉田修一|中央公論新社
東京の郊外で、若い夫婦が惨殺された。
犯人はすぐに判明したが、行方をくらました。
千葉の漁協の職員・洋平は、少し頭の足りない娘の愛子を持て余していた。
愛子はふらりと流れ着いた田代という男と恋仲になる。
同性愛者の優馬は、上野の発展場で、直人という男と同棲を始める。
沖縄の離島で生活する泉は、無人島で生活する田中に興味を持つ。
田代、直人、田中のいずれかが、東京郊外の惨殺犯。
それぞれの周りの人が気付き、疑惑と緊迫感が広がっていく。
優馬はエリートだがゲイだ。
千葉の洋平と愛子、沖縄の泉は社会的弱者な存在。
誰が犯人をかくまっているのか、スリリング。
面白かった。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: 単行本
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