されど愚か者は行く

作者:永瀬準介|角川文庫
文庫本裏書
かつて実戦空手の最高峰「無双塾」で腕を磨いた藤堂忠之は会社をリストラされ、先輩の空手道場「闘心館」を預かることに。
経営危機に瀕する道場の再建を目指して活動を始めるが、お人良しな性格が災いし、様々なトラブルが持ち込まれる。
押しの強い小太り中年入門者、腕は立つが喧嘩っ早い指導員、一発逆転を期すプロレスラー。
個性的な格闘家たちが繰り広げる色彩豊かな日々を、躍動感あふれるアクションで描いた青春小説。


広告代理店をリストラされた藤堂は、先輩が失踪した道場の経営を任される。
おやじ狩りにあったサラリーマンの復讐に手を貸し、プロレスラーの再起に協力する。
人のいい藤堂は、いいように利用されるのだが、利用した方にもしっぺ返しが待っている。
人情モノのようだが、ひねりがあり、サスペンスの要素が強く面白かった。


されど愚か者は行く 道場 (1) (角川文庫)

されど愚か者は行く 道場 (1) (角川文庫)