暴走ボーソー大学

作者:山之口洋|徳間文庫
房総の底辺大学の房総自由大学。
少子化のあおりを受け、定員割れを起こしている。
そこに在学する学生はのほほんとしたキャンパスライフを送り、ブラック企業に就職する。
極楽鳥研究会は、適当なことを楽しむサークルだが、メンバーは曲者揃い。
経営者である理事長が、大学をたたもうとしていることを知り、存続に向けて暗躍する。
高いところに登りたがるタツヲ。大学生ながらホストクラブを切り回すあきら。
鉄道オタクの樟葉、女王的存在の杏子、単位を落としそうな部長のしんじ。
彼らは様々な手段で、大学の廃校を阻止しようとする。


まあ、そこそこ面白いが、底辺大学に通う学生が活躍するのはリアリティに欠ける。
今、Fランク大学に通っている学生って、こんなバイタリティはない。
頭は悪いし、やる気もない。たまに実際に接すると、勘弁してくれという人物が多い。