鎮魂 さらば、愛しの山口組

作者:盛力健児|宝島SUGOI文庫
文庫本裏書
山口組の歴史の中で「伝説」とそて語り継がれる男がいる。
田岡一雄三代目のために体をかけて懲役16年、「大阪戦争」最大の功労者・盛力健児だ。
宮城刑務所出所後、盛力の目に映ったのは、カネと権謀術数渦巻く巨大組織の変質した姿だった。
宅見若頭暗殺事件、六代目山口組誕生の衝撃的な内幕を明かして激震が走った禁断の回想録。


作者は田岡に絶対的な忠誠心を誓い、長期刑に服する。
5代目となった渡辺は、作者と同格であったが、出所後には差がついてしまった。
それでも、山口組についていこうとするが、渡辺と宅見の変質をみて激しく失望する。
宅見の暗殺、中野太郎の絶縁と黒幕は渡辺で、金に目にくらんだところを6代目に刺されるという構図が語られる。
ネットでは知られている話だったが、宅見は金で権力を買おうとし、渡辺はクズだったことがわかる。


鎮魂 さらば、愛しの山口組 (宝島SUGOI文庫)

鎮魂 さらば、愛しの山口組 (宝島SUGOI文庫)