警視庁情報官

作者:濱嘉之|講談社文庫
主人公の黒田はノンキャリながら、鋭い洞察力と、卓抜な行動力で情報室室長となる。
情報の重要さを熟知する黒田は、留学中にイスラエルの諜報責任者と親交を結ぶ。
また、韓国のキリスト教系のカルト団体の幹部とも情報を交換する仲となる。
シリーズもので、5冊刊行されている。
原発問題、国際的な詐欺、臓器移植、サイバーテロ、ハニートラップ。
テーマは刺激的で、面白い。
次の作品も読みたいと思うが、完全無欠の黒田にスリルが足りない。
ストーリーの進め方も新聞記事を読んでいるような、独特で不思議な記述。


警視庁情報官

警視庁情報官