疾風ロンド

作者:東野圭吾実業之日本社文庫
感染症を研究する大学施設から、強力な生物兵器が盗み出された。
犯人は雪山に埋め、研究所を脅迫する。
ところが交通事故に遭い、犯人は死亡する。
脅迫状を手掛かりに、雪山を特定し、研究員の栗林は、中学生の息子秀人をつれ、捜索へ。
同じ研究員の真奈美は、生物兵器を横取りするため、弟の折口に尾行させる。
手がかりは、スキー場のコースを離れた林の中の1本の木にかけられた、テディベアのぬいぐるみ。
栗林は捜索を始めて早々に捻挫をして、リタイヤ。
栗林は中身を偽り、スキー場のパトロール隊員の根津に捜索を依頼する。
秀人は地元の女子中学生と親しくなるが、翌日から彼女の様子がおかしい。


ちょっとコミカルなミステリで一気読みできる面白さだった。
でも、この人の作品の多くは再読したいとは思わない。
それぞれ標準以上の面白さはあるのだが。