雀蜂

作者:貴志祐介角川ホラー文庫
人気作家の安斎は、不気味な羽音で目が覚める。
11月下旬の長野の山荘。前日は妻とワインを飲んで過ごしたはずだった。
羽音は雀蜂で、過去に刺された経験のある安斎は、生死にかかわる問題だった。
だが、寝室を出ると、1匹だけではなく、大群が襲い掛かってきた。
雪に覆われた山荘で、安斎は一人で雀蜂の大群と対峙する。
妻の浮気を疑う安斎は、妻と親しい昆虫を取り扱う学者を疑う。
途絶された環境の中、雀蜂とのサバイバルは続く。
様子をうかがいに来た編集者も雀蜂の餌食になってしまう。
ハチとの戦いの末、妻と浮気相手に逆襲を試みる安斎。


雀蜂との戦いの後に訪れるどんでん返しには驚かされた。
ただ、今までのレベルの高い作品に比べると、内容は落ちる。
他の作家と比べると高クオリティだが。

雀蜂 (角川ホラー文庫)

雀蜂 (角川ホラー文庫)