許されざる者

作者:司城志朗幻冬舎文庫
渡辺謙主演映画の小説版。
函館の新政府軍に加わった十兵衛は、五稜郭陥落の際に逃亡した。
「ひと斬り十兵衛」と恐れられた男は、新政府軍の追手を振り切った。
その後、アイヌの女性を妻とし、子供を二人設けたが、妻は病気で死亡。
赤貧を乗り切るために、かつての仲間が持ちかけてきた仕事に乗ることにした。


それは、女郎部屋で狼藉をはたらき、女郎の顔を傷つけた兄弟を殺してほしいというものだった。


女郎たちは金を持ち寄り、噂を流すと、賞金稼ぎたちが集まってきた。
十兵衛たちもその町に入ろうとするが、町の顔役に邪魔をされる。


映画はクリント・イーストウッドの作品のリメイクだが、この本はそんなに面白くなかった。



許されざる者 (幻冬舎文庫)

許されざる者 (幻冬舎文庫)