闇の警視

作者:阿木慎太郎|祥伝社文庫
警視という身分でありながら、潜入捜査先で怒りにかられ、汚職署長を殺害した岡崎。
彼は刑務所に入り、その後行方不明に。
警察内では、ヤクザ撲滅の極秘プロジェクトを進めており、岡崎に白羽の矢が立つ。
山谷のドヤ街で岡崎は見つかり、かつての上司が説得し、岡崎は非合法の捜査に着手する。
ターゲットは、政治力に長け、首都圏をまとめあげようとするヤクザ。
岡崎は、対抗勢力の組長に接触し、抗争を起こすことを企てる。


文庫本でシリーズ100万部突破と、帯に書いてあったが、少し古さを感じた。
平成元年の出版なので、今から25年前だから、それもそうだろう。
怒りのパンチ一発で、相手を殴り殺すところは、花和尚魯智深か行者武松のようだ。
痛快で、悪くはないのだけど、続編を読むかどうかは、わからない。


闇の警視 (ノン・ポシェット―極道狩りシリーズ)

闇の警視 (ノン・ポシェット―極道狩りシリーズ)