マングースの尻尾

作者:笹本稜平|徳間文庫
パリを拠点にした武器商人の戸崎は、相棒の娘に銃を突きつけられる。
相棒のポランスキーが殺害され、その疑いが戸崎にかかっていた。
娘のジャンヌに疑いを晴らし、以前から戸崎の商売の邪魔をしている男を追う。
フランスの軍部で私服を肥やしているマングースの仕業であることが濃厚になる。
ジャンヌと盟友の傭兵隊長ピカールと共に、マングースを追う。
コモロ諸島アイルランド、スイス、ベトナム、モスクワと舞台が移動する連作集。
日本人傭兵の活躍を描いた「フォックスストーン」の主役の檜垣も登場する。
それなりに面白いのだが、連作なので、ぶつ切り感が否めない。
この作家の作品で、初めてハズレをつかまされた。


マングースの尻尾 (徳間文庫)

マングースの尻尾 (徳間文庫)