探偵はバーにいる

作者:東直己|ハヤカワ文庫
今から20年前の札幌を舞台にした、少し軽妙なハードボイルド。
主人公はススキノで、便利屋かつ探偵まがいの生業をしている28歳の北大中退の男。
腕っ節はそこそこ強いが、朝から酒を飲むアル中だ。
北大の後輩の原田という男が、同棲した彼女が失踪したことの調査を持ちこんでくる。
探偵は、原田の彼女の行方を探すが、デートクラブの経営者が殺害された事件に巻き込まれる。
日々、酒を飲みながら、原田の彼女の行方を追うが、トラブルに巻き込まれていく。
謎ときの部分も、ハードボイルドな部分も中途半端で、ゆるい雰囲気の作品。


この本は半年前に買って、読んだが、何となく途中で読むのを止めた。
文章の中にある古臭さと、ダラダラとした展開がそんなに面白くなかったからだ。
でも、何となくまた読んでみると、そこそこ面白かった。
読み終えると続編も読んでみようかなと思う。他に本がなければ。


探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)