風の中のマリア
作者:百田尚樹|講談社文庫
オオスズメバチの世界を描いた小説。
ワーカー(働き蜂)のマリアは、巣の中の女王や幼虫、蛹を養うため、ハンターとして出動する。
生まれてから死ぬまで30日間という短い中で、マリアは様々な虫と闘い、生き伸びる。
本能として狩りをおこなうが、その生き方に疑問を持つような出来事が起き始める。
この作家はまだそんなに多くの作品を書いていないが、ハズレはほとんどなかった。
昆虫の生態に関する興味深い記述は知識になったし、この作品も内容は悪くない。
でも、何で虫やねんという気分が最後までぬぐえなかったから、自分は面白いと思わなかった。
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: 文庫
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