新宿歴史博物館

自宅の近くの新宿歴史博物館に行った。入場料は300円。
旧石器時代から縄文、弥生時代の説明があるが、これは新宿の歴史と関係ない。
歴史に出てくるのは北条氏がこの地を治めていたころからだが、資料はあまりない。
やはり、江戸時代になってからで、この地は内藤氏の屋敷があり、甲州街道のスタート地点だった。

明治維新後、首都となり、新宿の繁栄は今に続いている。
牛込神楽坂、四谷、市ヶ谷、新宿、高田馬場の写真が時系列に並べられている。
昭和初期の路面電車、市井の民家などが再現され、展示されている。
明治の文豪の多くが新宿に住んでいたことも知った。
内田百輭や、夏目漱石坪内逍遥ラフカディオ・ハーン
客は自分以外誰もいないので、静謐な気持ちのいい時間を過ごすことが出来た。


文明の成立から、現代までというコンセプトのこの手の博物館って、日本中どこにでもある。
展示品の少なさから、田舎の博物館に負けていると思った。
でも、こういう中途半端な内容だから、人は少ないのだろう。
人が少ない博物館って、落ち着く。