公務員の給料を減らせというが

みんなの党が公務員の削減を訴えて、参院選議席を10も獲得した。
2世議員の渡辺が党首で、胡散臭さに満ち溢れた発言を支持した状況はおかしい。
生活に困窮した人たちが、公務員も自分たちのレベルまで下げろという言い分はヘン。
こんな考え方はすでに負のスパイラルに陥っている。
確かに誰が見てもおかしいキャリアの天下りは即刻廃止でもいいと思う。
でも、公務員の給与を下げることで、誰が得をするのだ?
「自分が貧しいから、公僕のお前らも同じようなレベルに下げろ」
この主張って足の引っ張り合いだと思うのだが。
今、労働に従事している人から、給与を削減することは正しいことだとは思わない。
全ての労働従事者の地位を下げる恣意的な流れがあるのかと邪推してしまう。
自分は民間企業で働いているが、経営者がいう国際的な競争力を人件費の削減で対抗するのは間違っていると思う。
日本人の働く場所がなく、労働力を海外の安い人件費に頼る企業は日本から出ていけばいい。
成長を続けていかなければならない企業の宿命は理解できるのだが、今の日本はおかしい。
社内で英語を公用語にする楽天ユニクロも海外で勝手にすればいいや。