坂の下には住まないこと

ここのところ、ゲリラ豪雨で、東京でも冠水しているようだ。
自分は東京に住み始めて8年目で、今の家は2軒目だ。
最初に住んだ九段では、どこに行くのも坂を下りる土地形だった。
自転車だと行きは楽だが、戻ってくるのは辛かった。
で、自転車生活はある時からやめ、歩くようになった。
大阪のように筋とか通りみたいな碁盤状ではなく、クモの巣のような放射状の道の通り方。
加えて、あちこちに坂が出現する。山手線内側を散歩するのは飽きない。
東京と大阪の決定的な違いは坂の多さだと思っている。
そこで、都会なのに冠水をする不思議な光景を目にした。
東京に出てきてすぐのことだけど、大雨が降り、神保町の地下鉄の駅に大量の水が流れ込んだのを見た。
雨が上がったあとも、専大通りや白山通りは冠水しており、自転車では通れなかった。
神保町はお茶の水と九段の坂の底辺になっている。水は高いところから低いところに流れる。
九段に住まいを決めたのは、マンションの階数にしては日当たりが良かったからだ。
でも、水が流れ込む坂の下を目の当たりにすると、これは正解だった。
今の部屋に引っ越すときは、東京にもある程度土地鑑ができ、坂の上にある物件を探した。
マンションの高層階に住んでも、坂の下だと、エントランスが冠水する可能性がある。
北区とか板橋区は行ったことはないけど、地図を見ると、住宅は密集しているし、近くに川がある。
ゲリラ豪雨が頻繁になっているから、こういうところでは坂の下は避けた方がいい。
まず、交通機関がストップするし、がけ崩れがないともいえない。