強いだけではダメなのか？

朝青龍が引退することになった。
横綱に昇進直後から品格を疑問視する意見はあったが、最後まで直らなかった。
土俵の上でも不愉快で傲岸不遜な動作は多かった。
取り組み前に相手を必要以上に睨みつけ、勝負がついた後に追い打ちをかけるような張り手。
それでも、軍配が返り、立ち合いが始まると、朝青龍の姿は強くて、見応えがあった。
取り組みだけを見ていると、私生活のトラブルが続いても、もっと優勝回数を増やせたと思う。
相撲は国技であり、最高位の横綱には品格が求められるというのなら、もっと躾をするべきだった。
所詮親方は、クンロク大関の代名詞となった朝潮だし、御しきれなくなったのだろうな。
親方も一緒に責任をとって、廃業するべきだな。
相撲協会も責任が重い。彼の思い上がった振る舞いを改めることができなかったのだから。
朝青龍が一人で引退して、それで幕を引くのだとしたら、歴代3位の優勝回数は軽いものになってしまう。
絶対的な強さを持つヒールを引退させたのだが、協会はその後の運営をどう考えているのだろうか？
自分はファンではなかったけれど、朝青龍の相撲をもっと見たかった。