地方の美味しいお店

大阪にいたころ、姫路、鳥取、高知に定期的に出張していた。
2,3か月に1回の割合で、2泊3日から3泊4日でルートを組んでいた。
各地においしい店をみつけ、出張のたびに通っていた。食べることが楽しみだった。
姫路は「一菜」という店で、みゆき通り商店街の中にあった。
店は昭和30年代の懐メロがかかっていて、角煮やツナサラダがおいしかった。
鳥取は「日置桜」という店で、JR鳥取駅の構内にあった。
鰯のつみれ汁がおいしかった。でも、ここはそれ以外の料理はイマイチだった。
米子では「本陣」という居酒屋によく行った。ここは〆サバが絶品だった。
鳥取に出張するときは、米子でできるだけ滞在できるよう、ルートを組んだ。
県庁所在地の鳥取よりも、米子の方が何となく雰囲気が良かったからだ。
高知は山陰に比べ、訪れる回数は少なかったが、酒と肴の美味しさにかなりはまった。
「司本店」や「酔鯨亭」に行き、鰹のたたきを食べ、日本酒をしこたま飲んだ。
高知に出張したときは、仕事を終えた後に休暇を入れて、そのまま滞在しておいしいものを食べた。
もう10年以上前の話になるのだが、あのころ通った店は今でも存在しているのだろうか?
住んでいたわけではないが、非常に親近感を感じた町なので、今でも変わらずに存在していてほしいな。
今後、訪れる予定はないのだけど。