履き忘れたもう片方の靴

作者:大石圭河出文庫

  • あらすじ

ヒカルは男にも女にも身体を売る男娼だった。
六本木のクラブを根城にし、誰の誘いも断らなかった。
老齢に達した金髪のローラにも、黒人の男性二人と乱交をする。
そんなヒカルの前に、ヒムロという男が現れ、自分の奴隷にならないかと持ちかける。
ここでもヒカルは断らず、ヒムロの命じられるまま奴隷となる。
ヒムロの要求はエスカレートし、刺青を入れられ、シーメールになる手術を受ける。
ヒカルは誰の要求も断らない。

  • 感想

大石圭のデビュー作が文庫本になった。
だが、この作品は最悪だと思う。ホモは嫌だ。
時折、子供のころのエピソードが挿入されるのは、今の作品につながっている。
でも、凌辱を重ねられる描写はついていけない。
今の作風につながる部分もあったが、これが最初に読んだ作品でなくて良かった。
今から15年前のデビュー作。読むのではなかったとまではいかないが。

履き忘れたもう片方の靴 (河出文庫)

履き忘れたもう片方の靴 (河出文庫)