神楽坂から新宿を歩く

休日に惰眠を貪るのはもったいないと思いつつも止められない。
今日も起きたのは9時過ぎだった。寝そべって本を読むが、飽きてきた。
散歩でもしようと昼前に家を出た。普段は歩かない道を歩く。
とりあえず、自宅から神楽坂までは見慣れた景色だった。
神楽坂を上り、大久保通りで左折した。ここからは初めて歩く道。
歩道はせまく、アップダウンは多い。意外に思ったのは人の住む気配が濃厚だったこと。
普通の一軒家や、アパート、大きな分譲マンションなどがあり、戸山には団地があった。
東京都心にある団地に興味をひかれ、敷地に入ってみた。
空き部屋は見当たらなかったが、人の姿はまばらで、トカゲが歩道を歩いていた。
おそらく家賃は安いだろうけど、この界隈は人の密度が濃厚なので、魅力を感じなかった。
明治通りを越えると、大久保に入るが、歩行者天国になっていた。祭だ。
ハングル文字の店が多く、興味もなかったので、裏道を入り、新宿を目指す。
ますますハングル文字の店が増え、ラブホテルなど、いかがわしい雰囲気。
神楽坂から歩き始め、40分ほどで歌舞伎町に到着。相変わらず人は多い。
でも、見慣れた街だからほっとする。ただ、行きつけの店もない。
遅い昼食をと思い、ぶらぶらとするが、そそられる店もなかった。
どうでもよくなって、ラーメン屋でビールを飲み、昼食。おいしくなかった。
もう少し歩こうかと思うが、人の多さにうんざりして、地下鉄で家に戻った。
期待を抱かせるが、そんなに店が見つからない。新宿は意外に面白くない。