遺体損壊

江東区で23歳の女性が行方不明になり、同じフロアの男性が殺人の容疑で逮捕された。
捕まる前のインタビューの「ヒヒ」とか「イヒ」という痙攣するような笑い方が不気味だった。
ただ、死体は見つかっておらず、バラバラにして、トイレに流すなどして処分したという。
でも、死体ってそんな簡単に消失させることができるのだろうかと疑問に思う。
成人の女性を解体するのは重労働だろうし、骨などは粉々にしないと、トイレには流せないだろう。
また、そういう行為を一人で成し遂げるというのは、どんな狂気の中にいたのだろうと思う。
手口の詳細を報道すると、練炭硫化水素の自殺みたいに便乗する輩が出てくるかもしれない。
渋谷の歯科医の息子が妹を殺害し、死体をバラバラにして、懲役7年の判決。
同じく渋谷のセレブ妻が夫を殺害し、死体をバラバラにして、処分し、懲役15年の判決。
最近では台場のマンションでフィリピン人の女性を殺害し、解体した男が逮捕された。
少し前では、井の頭公園で死体をばらまかれた一級建築士の事件では、犯人は捕まっていない。
20年以上前に出版された、岩川隆の「殺人全書」には、バラバラ殺人の犯人の特徴が書かれている。
これによると、「死体の処理に困り」あるいは「殺人をなかったことにする」というごく小市民的な動機だ。
被害者となったのも、犯人にごく近しい人たちで、渋谷の両事件はこれに当てはまる。
でも、江東区の事件は隣の隣の部屋の住民に劣情をもよおして、殺害し、死体を処分した。
現時点では、経過はこのように報道されており、事実なら重度の倒錯者であり、ニュータイプの犯罪者の出現だ。
それにしても、ここで書いたバラバラ殺人って、全部東京の事件だな。