東京散歩

連休の最終日にようやく晴れ間が出て、初夏の陽気となった。
どこかに行こうと思った。そう思ったのは昼前で、近場に出動することになった。
12時半に家を出て、九段の坂を下り、飯田橋を越え、神楽坂を登る。
特にこれという見どころはないけど、なぜか人は多い。でも街路樹がふんだんで緑は多い。
神楽坂の駅に到着し、地下鉄に乗り、高田馬場まで行く。意味はなかったけど。
高田馬場についたものの、目的はなく、とりあえず、新宿の方向に歩いた。
途中の大久保にはハングル文字の看板や貧民窟のようなアパートがあった。
人は少なく、静かで、30分ほどで新宿の歌舞伎町に到着。
歌舞伎町を散策して、どこかで昼食をと考えるが、躊躇っているうちに新宿に入った。
新宿は縦には短い街で、そのまま南下することにした。
明治通りを歩く。自分の感覚では渋谷はすぐそばだと思っていたが、かなりの距離があった。
ひたすら明治通りを歩き、原宿周辺で、人ごみに突入。若者だらけだった。
連れ立って歩いているのに、携帯の画面を見ながら歩いているのには不思議だった。
ちんたらと歩く連中を追い越しながら歩くと、ようやく渋谷だった。
もう3時だ。さすがに腹が減っているし、どこかで昼食とビールをと求め、センター街へ。
ここも人が多く、もうラーメンでもいいやと思いながら、歩くが、入りたい店はなかった。
宮益坂を登り、表参道まで歩き、すっかり疲れてしまった。
食欲もなかったので、表参道から地下鉄に乗り、家に戻った。
家で、巨人―阪神戦を見ながら、ビールを飲む。旨い。
東京の街は歩いていて飽きないけど、人が多すぎる。
でも、このルートを歩くのは面白かった。歩いた距離は推定で7キロぐらいかな。
写真を撮ればよかったのだが、普段は手ぶらで、携帯も持ち歩かないから、どうしようもない。
今度は別のルートを歩いてみよう。