面白くない本

自分は本屋で立ち読みはしない。他のお客さんに迷惑になると思っている。
本屋で手に取った本はオビや裏書を見て、買うことにしている。本はそんなに高いものではない。
で、毎月20冊ほどの本を買っているのだが、7,8冊に1冊は面白くないモノを買ってしまう。
1年ほど前から、面白くない本は途中でも読むのをやめることにした。
以前までは「そろそろ面白くなるだろう」とか、「何か得るものがある」と思いつつ最後まで読んでいた。
でも、人生の中で読むことのできる本の量には限りがある。
そう思うと、つまらない本を読む時間がもったいなく思えてきた。
面白くない本は読むだけ時間の無駄で、スパッと見切って、次の本に手を伸ばすべきなのだ。
だからといって、次の本に移るのに、何となく後ろめたさがあり、多くの本が読めるわけでもない。
何となく本に申し訳ない気分と、もしかしたら最後に面白くなるのかなと考えてしまうのだ。
そういう時は散歩や買い物に出かけ、切り替えを測るので、結局は読書の時間は減っている。
割り切るためにも慣れる時間が必要なのだろう。
本は新品のまま自分の所有物にしたいので、古本屋は余程の事が無い限り、利用はしない。
図書館も書物にお金をかけたくない人が利用するべきだと思うし、何より返しに行くのが面倒だ。
そんなわけで、自宅にどんどん本は増えていく。
パソコンのハードディスクがいよいよやばくなってきた。咳き込んだような断末魔の音がしている。
明日にでも新しいPCを買いに行こうかな?