新・殺人百科データファイル
新・殺人百科データファイル―明治・大正・昭和・平成殺人の貌101 (別冊歴史読本 6)
- 作者: 日高恒太朗
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2008/03
- メディア: ムック
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この手の本はよく読んでいるので、特に真新しいところはなかったが、時代順になっているのはいい。
明治から昭和の高度成長期までに起こった事件については、今ひとつピンとこない部分もあった。
また、最近の事件で極悪非道なモノについては、もう少し掘り下げた内容も欲しかった。
でも、特異な犯罪者に対する不気味な印象は強く残る。
連続尼僧殺しの大米龍雲や、少女連続強姦殺人の吹上佐太郎に、津山三十人殺しの都井睦雄。
戦後では買出しの女性を次々に殺害した小平義雄、「おせんころがし」の栗田源蔵。
「復讐するは我にあり」のモデルになった西口彰に、連続射殺事件の永山則夫や、8人を埋めた強姦魔の大久保清。
三菱銀行北畠支店に立て篭もった梅川昭美、覚醒剤による幻覚で通り魔となり、ブリーフ姿で逮捕された川俣軍司。
名古屋でアベックを襲撃し、綱引きをするように絞殺した少年少女に、幼女連続殺害の宮崎勤。
埼玉の愛犬家連続殺人事件の関根元に、オウム真理教、小学生の頭部を切り取った神戸の中学生。
池田小学校に押し入り、次々と子供を殺害した宅間守。
何故か女子高生コンクリ詰め殺人と、北九州で家族同士を殺害させた事件は取り上げられていない。
この2つは鬼畜の所業として、取り上げるべきだと思うのだが。
猟奇的、鬼畜型の犯罪に関するサイトは以下が充実しており、この本より内容は詳しい。
『無限回廊 endless loop』
『+Monsters+』
『オワリナキアクム』
『少年犯罪データベース』
個人的には赤坂プチエンジェル事件や世田谷一家殺人事件などがどうなるのか気になっている。